見出し画像

『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』読書感想文

友人に「仕事と家庭と遊びのバランスが絶妙だね」って言われます。
確かに言われる通り、家族との関わりを大切にしながら、遊びも仕事もうまく両立できていると自負があります。

しかし、約10年前、独身の頃の私は違いました。
平日は夜中2時までゲームをやっていて、睡眠時間は約5時間程度。
スキマ時間ができてはスマホを開いてスマホのゲーム。
週末は朝まで飲むこともしばしばあり、休日はギャンブルをしたり、徹夜で麻雀をしたり。今とは真逆の生活を送っていました。

樺沢紫苑先生の新刊『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』には「悪い遊び方のチェックリスト」として以下の項目が挙げられています。

「悪い遊び方」のチェックリスト
①その遊びで「睡眠時間を削ってしまう」☑
②その遊びで「疲れが増える」☑
③その遊びで「長時間座る」☑
④その遊びの「依存性が高い」☑
⑤その遊びを「やりすぎ」てしまう☑

p.134より一部引用

10年前の私はこのすべての項目があてはまっており、いつ身体を壊してもおかしくない状況でした。

そんな状況から私を救ってくれたのは、家族と友達です。
ある友達は私を釣りに連れて行ってくれたり、またある友達は自分の趣味であるサウナを私に紹介してくれました。
妻とは一緒にライブや音楽フェスに行ったり、カラオケや謎解きを楽しんだりしました。

現在の私の「遊び」は実は家族や友達から教えてもらったものなのです。
家族と友達には感謝してもしきれません。
だから、私自身が心底楽しんで、家族も友達も楽しませることで恩返しができたらと思っています。

当書は、趣味がない人、10年前の私のように「悪い遊び方」に熱中している人をはじめ、10代から定年退職して楽しみが見つけられないご高齢の方まで老若男女すべての方に読んでもらいたい一冊です。
どのような遊びをどう楽しめばよりよい人生が送れるのか、はっきりと書かれています。

まずは、書店に行って当書をぜひ手にとってみてください。
新たな遊びの扉が開かれることでしょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?