
信頼関係づくり
3月に入りました。
2年生の社会科授業も残り8時間程度になりました。
1年間という短い勤務でしたが、生徒たちも私の授業システムにすっかり慣れて、楽しく進めることができています。
学級担任でもない、学年主任でもない私ができることは、授業しかありません。
授業を通して、どうやって教師と生徒との良好な関係を築いていくかを常に意識した1年間でした。
具体的には、授業中の声掛けやフォロー、自学ノートに書くコメント、休み時間のちょっとした会話などです。
しかし、授業だけでは限界があります。
授業だけしかしない、しかも午前中だけの勤務という特殊な教師が生徒との信頼関係づくりをすることは本当に難しいのです。
何と言っても、生徒との信頼関係を築くためには、学級づくり、学年づくりが基本となるのです。
ですから、若手教師には、まずは学級づくりと信頼関係づくりに情熱をかけてほしいと思います。
学力向上ばかりが注目されていますが、まずは学級づくりなのです。
日々の授業が成立しなければ、学力向上は夢のまた夢の話なのです。
生徒ひとり一人が安心して授業が受けられる学級であれば、学力も向上していくはずですから。