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お店のこと

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飲食店を続けていくのに必要なこと、感覚的なこと、その日に思ったあれこれ書いてます。 忘備録だったり、その時の爆発的な思いだったり、ひとつのピークを超えた後の振り返りだったり。
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#飲食店

スコーンからマフィンを、の話

スコーンからマフィンを、の話

通信販売で売り上げが上がり始めた頃、最初はほとんどスコーンの数字だった。

酵母スコーンは人気がある。
しかし、それをメインにしているお店は多くない。
全国とエリアを広げればたくさんあるけれど、近所にあるかと言われるとそうでもない。
行動範囲にあるかと言えば、あまり思い当たらないだろう。

その理由は以下の点にある。

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お店を長く続けるための話。

お店を長く続けるための話。

3月になった。
また桜の時期がやってくる。なんとなく、街がそわそわしだしている。
何度この空気を味わってきたんだろうか。
気づけばお店は13年半をこえた。

学生の頃に通っていた、大好きなお店は確か12年目で閉店したと思う。卒業してからもたまに足を運んでいたけれど、配管のトラブルかなにかで閉店を余儀なくされたとかだった。

閉店するなんて思わなかった。
ずーっとあるものだと思っていたからショックだ

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そういうことか、と思った話

そういうことか、と思った話

オープンの頃、ネーム(ブランド力)やストーリー性(物語)がお店の深みを付加すると思っていた。  

でも、いままでの仕事はそういうものを避けるようなやり方でやってきた。

自分の考え方と、実際にやっていることの乖離があるよな、と自分で思っていて、だけどそれが自分にとって合っている道だとも思っていた。

つまりメインロードを歩くような、そういう正統派の仕事を自分はできないのだな、向いてないのだなと思

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「これ、おいしそう」って言われると嬉しいよね、って話。

嬉しいことがあった。

ときどき来てくれているお姉さん、ときは某日ランチタイム🍜🕛

お会計の時、レジ前に並んでる(積まれてる)お菓子を見て、「みてー、これ、おいしそう。これ、なんですか?ショートブレッドかぁ、これ絶対おいしいなー」といって
「これとこれください」って、買っていってくれた。

売り物なんだから、売れて当たり前でしょう、まぁ、そうなんだけど。

お菓子を買っていってくれる

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