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2月18日…青春の喜び

じんちょうげ(沈丁花) Daphne odora

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ジンチョウゲ科/ジンチョウゲ属/常緑低木/樹高1m/開花2〜3月

ジンチョウゲ(沈丁花)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属に属する常緑低木。樹高はおよそ1メートルに達する。開花期は主に2月から3月にかけてで、中国を原産とし、室町時代に日本へ伝わったとされる。
名前の由来は、香りが香木の沈香(じんこう)に似ていること、また葉の形が丁子(ちょうじ)に似ていることにあるとされる。甘く濃厚な香りは春の訪れを告げるものとして親しまれ、庭園や鉢植えとして広く栽培されている。

前年の秋に形成された花芽は寒い冬をじっと耐え、春の訪れとともにほころぶ。その特性が、忍耐や持続する愛情を象徴するものと考えられ、「永遠の愛」「不滅の愛」といった花言葉の背景にもなっている。

古くから観賞用としての価値が高く、花の芳香は香料の原料としても利用されることがある。ジンチョウゲの樹皮や根には薬用の可能性が指摘されることもあり、古くは民間療法の一部として扱われたと伝えられるが、強い成分を含むため慎重な取り扱いが必要である。

春に咲く花の姿は、寒さを耐え抜いた末に訪れる喜びを思わせ、逆境の中でも希望を見出す存在としても捉えられる。


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