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詩 : 冬の寒さが必要なのだそう

サクラの木の芽には
花芽かが葉芽ようががある

まず花芽が膨らんで
花を咲かせる

花が散ったら
葉芽がほころんで
葉を茂らせっる

この時
葉の付け根に
腋芽えきがという
小さな芽をつくる

腋芽は花芽
もしくは
葉芽に生長し
10月頃には
つぼみとして完成する

蕾として完成しても
花や葉には育たない

それは
葉から生長抑制物質が
送られているから

この生長抑制物質を
分解する要素として
冬の寒さが必要

なので
11月頃に暖かい日が続いても
この蕾は花にも葉にもならない
冬の寒さを
経験していないから

春になり
生長抑制物質が
なくなった蕾に
ある程度の気温と
水分が与えられることで
はじめて開花する

寒くて辛い冬を過ごすことで
サクラは花を
咲かせることができる

人も同じではなかろうか
寒くて辛い時期を過ごすことで

人生に花を咲かせることが
できるのではなかろうか


























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