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あなたは人の最期を考えられますか?

みなさんどうも、救急医のかたかたです🚑
日々活用できる、知ってて自慢できる救急の知識を提供しています👊🏻

今回も啓蒙チックな内容です。特に医療におけることとしての啓蒙です。

皆さんは自分の最期を考えたことがありますか。
お若い方たちであれば、自分の両親や祖父母の最期を想定したことはありますか。

考えるべきです。
いや、考えないといけません。
なぜか、紐解いていきましょう。

締切のある人生を過ごそう

人はあたかも命が永遠であるかのように過ごしている人が多いと感じます。
もちろん限りある命を悲観的に見るべきだと言いたいわけではありません。しかし私たちは人生には限りある、締め切りのあるという事実を認識しないといけません。
何をいっているんだ、当たり前だろうと思う人がいると思いますが、実際に向き合っている人はどれほどいるでしょうか。
目を背けることなく、やりたいこと、やらなければいけないことに取り組んでください。

この考え方は哲学的な側面だけでなく、医療においてもとても重要な考え方だと思っています。
みなさんは検診の結果や人間ドックの結果をきちんと理解していますか?
またはそういった定期的な体のメンテナンス・健康管理をしていますか?
多くの方が健診や人間ドッグをしているかもしれませんが、結果を真摯に受け止めている人はどのくらいいるでしょうか。
せっかく得た健康に対する指摘を無駄にせず、病気の予防や進行を防ぐための行動を怠らないでください。
自分の最期を早めるような行為をしないでください。
まずは自分の病気や、予備軍となりうる病気に向き合い、予防や悪化を防ぐ行動をとることが大切です。
ぎりぎりになってから救急車を呼んでなんとかしようとしても手遅れかもしれません。

昔炎上していた「自分会議」というポスターがあったのですが、書き方がまずかっただけでいっている内容としては、私は大事な重要なものだと感じています。
もし自分に最期が近くなっている時にどのような過ごし方をしたいかあなたは自分で決断しなけれなりません。


人はいずれ最期を迎える、そのときになってでは遅い

自分以外で親族の方の最期も向き合わないようにしている人も多いと思います。
70歳だけどまだ元気だから、もう80歳だけど1人で生活できているから、そんなことを言い聞かせて過ごしていると、突然の事態に直面した時に病院に泣き寝入りするしかできないときもあります。
まだ元気なうちに、生活できるうちに考えなければいけないことがあることを知っておいてください。
今は昔と違い核家族化が進み、親や祖父母が遠方ということが多々見られます。
最後の最後まで何も考えずにひどくなってから病院に丸投げをするようなことはせずに、適切な介護サービスや二世帯住宅などの対応を始めましょう。
これに対して多くの人が無関心であったり、もしくは目を背けたりしようとしています。
しかし、そこから逃げてはいけません。
今後、巨大な高齢者の入院などの波が予想され、逼迫により病院を頼りにできなくなる未来もありうるのです。


自分や親族の最期をどう迎えるか考えましょう

あまりうまく伝達できなくてすみません。
結局何が言いたいのか、それは以下二つです。

  • 自分にも最期があることを認知し、それを早めるような怠惰は避けましょう

  • 身内の最期は思ったより早く来る可能性もあります、高齢者にさしかかっている方々はどのように最期を迎えるかを話し合い、ギリギリにならないように行動しましょう

そして、今回ではお伝えしきれなかった突然の状態悪化(急変時)や心肺停止のときにどのような措置をするかを決めておいてもらえたらなという内容もあります。それは今後の記事で記載してきたいと思います。


おすすめの本

この話をするにあたって今まで幾つかの本を読みましたが、最近読んだこの本はあらゆる分野で生きる人への大きなメッセージとなる本だと思いましたので紹介します。

本をお勧めしますが、kindleでも読みやすかったです!


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