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世界を75周も旅している旅人が伝えたい「旅の素晴らしさや旅の魅力」

皆さん初めまして! 海外旅行情報サイト『トラベラーズカフェ ワールドギャラリー』の代表 橋場泰樹 と申します。

未知の世界に行ってみたい!と好奇心が収まらず、就職氷河期の3月に内定を辞退して翌月にバックパックを担いでヨーロッパに旅立ったのが1996年。「新卒で入社」が当たり前だった当時としては結構なアウトローだったと思います。

1996年は「Yahoo! JAPAN」がサービス開始をした年で当時のインターネット普及率はわずか3%。Web上に旅情報は全く無いため日本での情報収集はガイドブックのみ。詳細な旅情報は現地の安宿に集まる旅人との情報交換、宿の人やバスターミナルで聞き込みして情報を集めながら旅をするスタイル。まさにドラクエのようなリアルRPGの大冒険です。

そして僕は旅の魅力にはまり、数か月旅をして帰国、数か月バイトしてから再び旅に出るという生活を繰り返したと思ったら今度は「アメリカで英語を学ぶぞ!」となり、バイトで留学資金を貯め1年間の語学留学へ。留学後「身に付けた語学力を世界で試したい!」というやや強引な大義名分で親を説得して6か月間の旅に出発。もはや旅中毒…。

旅から帰国し、今の僕に何が出来るか?と考えた時「多くの人に旅で素敵な体験をしてもらいたい!じゃあ俺が世界を案内したい!」となり(単純)、大手旅行会社の海外添乗員になりました。気付いたら旅が仕事になり、世界中を飛び回る日々。
これまでの旅の総延長距離は世界76周以上。世界5大陸 64ヶ国・660都市以上も旅を続けてきました。一言で言えば旅のプロフェッショナル、または自由人とも…笑
参考までに、こんな場所を旅してきました 旅のルート

旅の目的、または旅をする理由

「何が目的で旅するの?」とか「目的を持って旅しなきゃ意味が無い」と言う人が稀にいますが、そんなのは「旅を知らない人の言葉」なので無視しましょう。
「人はなぜ恋をするの?」という質問に答えられますか? 説明できないでしょ? 旅したいから旅するんだよ。

目的なんて無くていい。旅に決まりなんて無い。旅に求めるものは人それぞれ。自由に旅すればいい。

僕が初めてバックパックを背負って旅に出た時の素直な想い、それは、

『自分が知らない世界をこの目で見たい』

ただそれだけ。これといった目的は無くて、旅した後にこんなことをしたいという願望も無ければ視野を広げよう!という高い意識も無し。単純に世界を冒険したかった! ワクワク!という好奇心が抑えられない…。アラフォーになりましたが、未だ好奇心は子供にも負けない自信があります 笑

なぜ旅がしたいのか? それを言語化するのは難しいけどドラゴンクエストなどの世界を冒険するゲームの世界に引き込まれていく少年の気持ちとほぼ同じなのかな…。そうだね、この辺の気持ちは少年の頃からほぼ変わっていないかもしれない 笑 まぁ、言い訳をすれば男なんていくつになっても子供みたいな部分があってね、それが無くなったらつまらない男になるんじゃない?とか思っている。

で、この日常ではあり得ない体験は本当に刺激的でワクワクの連続なんです。特に目的が無かったり下調べをあまりしていない旅は予想外の出来事が多いので日々感じることが多く、人生経験として得ることが多かったりする。

逆に、特定の目的がある旅はその目的に関する知見は広まる一方、その目的に集中しているため他の知見についてはさほど深まらない。また、しっかり下調べをしている旅は後悔が少なく満足度が高めの旅が出来る一方、全て予定通りに旅が進むため「答え合わせの旅」になる。なので現地の人とのコミュニケーションが減り予想外の出来事もほとんど無い。つまり自分が興味を持っていない分野に関しては視野が広がりにくい。

何が言いたいかと言えば、旅には様々なスタイルがあり、目的があろうが無かろうが必ず何かを感じ、様々な “気付き” が得られるということ。これこそが旅の魅力だと思う。

旅の素晴らしさとは?

日本とは違った価値観や考え方に触れると、日本人に欠けている「多様性」とは何かに気が付きます。何事もそうですが、知らないと気付けないんですよ。だからこそ、知らない世界を自分の目で見て感じることが大事なんです。未知の世界は全てが目新しくて良い刺激を受けると同時に多くの “気付き” が得られる。そして新たな興味を持つようになる。
本を読んだり人から聞けば知識として頭に入っても、実感が無いので現実とリンクしにくいから “気付きにくい” 。まさに「百聞は一見にしかず」です。

視野が広がると「今まで当たり前だと思っていた日本での常識」が世界では全く常識では無い凄く狭い考え方だと気付きます。「日本での当たり前は世界では当たり前ではない」という気付き。無意味なローカルルールに振り回されたり「憶測だけで事実と異なる」話題が飛び交うSNSに振り回されるといった無駄な苦労もなくなるわけです。

これらは多様性を理解するのにも役立ち、固定観念にとらわれない自由で柔軟な考え方が持てるようになる。視野が広がれば価値観や可能性も広がりますから選択肢が一気に広がるんです。特に個人旅行の場合は自分で計画を立て、慣れない言葉でコミュニケーションを取りながら自分で情報を得て自分の判断で行動するため、様々な力が身に付きます。例えば、

・主体性
・行動力
・判断力
・コミュニケーション力

その他にメンタルも鍛えられるのでちょっとしたことでは動じなくなる。
そして、旅先ではいろんな人の手助けを受けると思いますが、自分が困っている時に受ける見知らぬ人からの優しさは本当に心に響きます。こういった体験をすると自分も困ってる人に手を差し伸べてあげられる広い心を持てるようになる。

日本と他国を比較することで見えることがある。何でもそうですが、やはり知らないと気付けないんです。外の世界に触れる重要性はここにあります。

そして旅の達成感から自分に自信が持てるようになる。ちなみに10代の頃の僕は自分に自信が無く、自ら積極的に何か行動を起こすタイプではなかったので今の僕とは真逆です。

旅は人を大きく成長させます。学校では教えてくれないことばかり!

旅ってバランスよく人間力を高められる最高の自己投資で、旅は人生をより豊かにしてくれます。

ワクワク、好奇心

自分が知らない世界を見るってワクワクしない?

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もしこの壮大な絶景が目の前に広がってたらと想像して欲しい。目の前に迫る青白い氷河の絶壁と未知の氷の世界が目の前に広がる。今からこの氷河の上をトレッキングする直前に撮影した1枚。スケールが圧倒的すぎて「 すげぇ~!!何なんだこの世界! 凄すぎる!!」と、心の底からワクワクした瞬間。大自然の絶景を目の当たりにすると生活の中で気にしている様々な問題が物凄くちっぽけに思えてくるから心にゆとりが生まれるという不思議な感覚になる。

本やインターネットで知った気になってても実体験すると全く違う。インターネットで世界は確実に縮まったけど、画像やテキストではやはり詳細はわからない。だから実体験無しで得た知識ってやっぱり浅くて薄い。だから本質を捉える力は弱かったりするし、綺麗ごとばかりで薄っぺらいことしか言えなくなる。

日本とは違う世界で暮らす人々の考え方や価値観、活気やスピード感を肌で実感するって間違いなく人生の良い刺激になるし、リアルな実体験はいろんな想いが心に刺ささりやすい。だから自分が得た知識とリンクするので知識に深みが出てきますよね。

また、日本がどれだけ素晴らしい国かということにも気付く。皆さんが当たり前のように過ごすこの日常は、実は世界的に見ると全く当たり前じゃなくて自分はかなり恵まれた環境で生きていることに気付くわけだけど、この気付きって凄く重要です。

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そして素晴らしいものを見ると人は感性や価値観が研ぎ澄まされていくため、文化資本が豊かになります。そうなると、いろいろと “気付き” が増えるので思考に深みが出て人生の楽しみが増えていく! 無知って本当に損。世界を歩き回るのが楽しくてしょうがない。世界って素敵がいっぱい詰まった宝箱なんだよね。

人間力が高い人は魅力的な人が多い

僕がいつも思うのは、魅力的な人ってだいたい人間力が高くてプライベートも仕事も充実していることが多い。特にビジネスの場では勉強ができることよりも人間力が試されることの方が圧倒的に多いのが現実。仕事が出来ても人間力が低い人って人がついてこないんですよ。魅力的な人には素敵な人達が自然と集まり、その相乗効果は様々なチャンスを生み出すから自分もその周りの人たちも楽しくなる。

で、人間力があって魅力的な人って旅をしたことがある人が圧倒的に多い!(僕調べ)。やっぱり旅すると人として深みが出るんですよね。そんな旅の素晴らしさを多くの人に伝えられればいいなと思っています。特に若い世代へ。世界を旅しましょう!!

長くなりましたがここまで読んで頂きありがとうございました。少しでも旅に興味を持ってもらえたら嬉しいです。一人でも多くの方々と旅の素晴らしさを共有していきたいので今後も Facebook や TwitterInstagram で情報を発信し続けたいと思います。ご興味があれば是非覗いてみて下さい!

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