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育児ママを完全に休息させるには子どもを「パパっ子」にする【育児哲学#28】

「育児ストレス」として、いちばんの要因は「ママ個人の生活に制限がかかる」ことです。ママに休息をしてほしいパパや、休みたくてもうまく休めないママたちはたくさんいます。

そんなママに”完全休息”してもらうためには「パパっ子」育成が必要です。

ママが完全に休息するのはとてもむずかしいと思います。子どもが見える範囲にいないと、どうしても心配で休息にならないからです。ですが、子どもを”パパっ子”にすることで、信頼でき信用できる存在が近くにいることで心の休息もでき、パパが子どもと遊びにでかけてたときは身体的な休息もできるからです。

ベネッセ教育総合研究所の「産前産後の生活のサポートについての調査」結果でも「外部のサポートサービス」はいずれも1%未満。家族以外のサポートの利用に対する不安・抵抗感など心理的な壁があるのではないかと考えられています。

「平成29年(2017年)国民生活基礎調査」でも核家族世帯は82.7%を占め、「自分の親」がいつでも頼れる環境ではない家庭が一般的です。

子どもがパパっ子になることで、子どもとパパが一緒に過ごす時間は自然と増えていきます。ママの子育てがグッと楽になります。

この育児哲学の記事ではママの完全休息に関する哲学と、”パパっ子”育成の方法をご紹介したいと思います。

【哲学】
完全な休息のうちにあり、
情念もなく、仕事もなく、気ばらしもなく、
集中することもなしでいる
ほど堪えがたいことはない。



◆フランスの数学者・物理学者・哲学者
パスカル『パンセ』引用



何もすることがない、完全な休息状態というのは、意外と疲れるものである。完全な休息状態でいると、次第に虚無感や孤独感、無力感などが湧いてくる。そして最終的には休息状態にあるにもかかわらず、けんたい感に襲われることになる。予定がまったくない、完全にフリーな状況は避けたほうがいい。

完全な休息状態というのは、意外と疲れます(笑)

育児ママもとつぜん休息日をあたえられても、何をしたらいいか困り、かえって疲れてしまうかもしれません。良い休息は脳を完全に休ませることではなく、良いストレスを与えることでリフレッシュすることができます。

・寝る
・ショッピング
・美容室へいく
・サウナや岩盤浴で汗を流す
・ヘッドスパや足つぼマッサージ
・一人カラオケ
・カフェでまったり

自分がいちばん息抜きできる方法で、自分をいたわってあげましょう。


”パパっ子”になると得られる3つのメリット

子どもがパパっ子になると育児を分担できるため、ママの負担が軽減され、さらにパパも子育てが楽しくなります。

具体的にパパっ子になることで得られるママのメリットを3つ紹介します。

1.ママが動けないときにパパに子どもの世話を頼める
ママもいつでも元気に子どもと関われるわけではありません。病気や怪我をして動けない日、疲れてしまう日もあるでしょう。子どもがパパっ子であれば、楽に子どもの世話を頼めます。

2.子どもがパパの注意を聞いてくれる
ママが注意しても、なかなか言うことを聞かない子どももいます。そんなとき、普段は怒らないパパが注意すると言うことを聞くケースもあります。パパっ子であれば、普段の関わりのなかで、自然な流れで注意することもできるでしょう。

3.パパが積極的に子育てに参加するようになる
「パパと一緒に遊びたい」「パパと一緒に公園に行きたい」と言われ、悪い気をするパパはいないでしょう。なついてくれる子どもの成長を見る楽しさや、その反面の育児の大変さを理解してくれます。「もう少しママの育児を手伝おう」という意識を持てれば、ママの負担も軽減されていきます。


誰でもできる”パパっ子”育成方法

子どもをパパっ子に育てるには、「いい父親」ではなく「笑顔の父親」を意識することが大切です。以下のポイントに注意しながら、パパっ子を育てていきましょう。

1.過剰に「いい父親」を演じる必要はない
仕事がいそがしく普段より疲れている日に無理して子どもと関わろうとか、子どものわがままをすべて聞いてあげたりする「いい父親」を演じる必要はありません。疲れた顔で事務的に世話をするパパは、冷たい感じや暗い感じが子どもに伝わってしまい、パパっ子にはなってくれません。夫婦で話し合いながら、パパができる範囲で、できることをやっていきましょう

2.「笑顔の父親」でいれば子どもは自然と寄ってくる
大事なのは「笑顔」です。笑顔のパパには、ママと同じような安心感や親近感を抱いて、自然と近づいてくるでしょう。笑顔を作るためには、パパなりに気持ちの余裕をもっておくことが重要です。平日は仕事で忙しいのであれば、お風呂だけは一緒に入る、1時間だけ一緒に遊ぶ、といった無理のないルール作りも必要でしょう。

3.わからないことはママに聞こう
わからないから子育てに参加しない、という考え方はNG
です。わからないことはママに聞きながら、できる部分から参加していきましょう。育児においてママが先輩だという考え方が、夫婦間のコミュニケーションでうまくいく方法のひとつです。こちらの記事にも、その方法を記載していますのでご参考ください。


まとめ

子どもがパパっ子になることで、子どもとパパが一緒に過ごす時間は自然と増えていきます。子どもがママにパパとどこへ遊びに行ったのか、どのような遊びをしたのか、などを報告するのもとてもよい時間です。パパからママへ、子どもとの会話や成長ぶりを共有することも、あたたかいコミュニケーションにつながるでしょう。

子どもとパパ、子どもとママ、パパとママの絆が強まるので、結果として家族全体の絆が深まっていきます。

ママの完全休息は、結果として家族全体の絆が深まるという素晴らしい循環ができるので、育児パパたちは”パパっ子”をめざしてください!


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