現職の先生方にお聞きしたいです。こんなこと、本当にあるんですか??
昨日、私と同じく小学校教員になる友達と遊んでたんですよ。
彼とは赴任先こそ違いますが、同じ4年生担当で一緒に助け合いながら頑張りたいなーとか話していたんです。そんな彼が、突然こう言いました。
「俺、昨日学校に顔合わせに行ったら5年生に変更になったわ」
それを聞いた時は、あらー、一緒に頑張りたかったけど残念・・・くらいしか思わなかったのですが、彼はさらにこう続けました。
「自分の学校の5年生は相当厳しい学年みたいで、誰もやりたがらないから『立て直しをよろしくお願いします』って自分に回された」
私は、絶句しました。
いや、噂には聞いてたんです。新人の先生が担当する学級は大きく分けて2つ。
1つは比較的落ち着いていて、初任でも学級経営がしやすい学級。私はこっちでした。
そして2つ目が・・・。誰も担任をしたがらない、教育困難な子どもを多く抱えた学級・・・。
でも、2つ目に関しては完全に都市伝説だと思っていました。そんなことしたら、確実に新任の先生は自信を失い、最悪の場合辞職に追い込まれてしまいます(まあ、私の友人は異常なカリスマ性を備えたスゴいやつなので大丈夫だと思いますが)。
でも、友達がそんな人事をされたってことは、都市伝説ではないってことですよね・・・。
私はまだ社会に出ていないから、今から言うことは「甘い」と言わざるを得ないことなのかもしれません。先生方にも何か事情があったのだと思います。それでも、私はなんだかこの人事を目の当たりにしてやるせない気持ちでいっぱいです。
新任の先生にとって明らかに悪影響っていうのは言うまでもないです。さっきも言ったように、そんなことをしたら私の友人のようによほどタフでない限り、先生として潰れてしまいます。
そして何よりも悲しいのが、子どもたちが見捨てられたような形になってしまっていることです。
友人はこうも言っていました。
「校長先生はおどおどしていて、力があるようには見えない。先生たちも目が死んでいる。」
それに関連して、こんな噂も聞いたことがあります。
「県内でも有数の落ち着いた学校には、優秀な校長先生が赴任する」
仮に、これが本当だとすれば優秀な学校には優秀な校長が赴任し、そうでない学校には優秀とは言えない校長が赴任するってことになります(壁内かよ)。
そして、優秀でない校長先生が、まだ力があるかわかるはずもない新任の先生に困難な学級を押し付ける・・・。
これを子ども視点、もしくは保護者視点から見てみたらどうでしょう?たまらない気持ちになりませんか??
最初から「お前たちは無理だ」と諦められているようなものです・・・。
私は子ども食堂で、たくさんの子どもたちと接してきました。だから手のかかる子供こそ「誰かと繋がりたい」、「信頼できる大人に出会いたい」と本心では強く思っているのを知っています。
だから・・・、そんな子供たちを見捨てるようなやり方はどうかなって思ってしまうんです・・・。
とは言え、私の言っていることは多分綺麗事なのでしょうね・・・。正直、落ち着いた学校に赴任できたことにホッとしている自分もいるんです。
先生方も人間だから、そりゃあ手のかからない学校で、理想の教育をしたいですよね・・・。
それもわかっているから、やるせないです。みなさんはこのことに対してどう思いますか??
何にせよ、私にできることは4月から出会う子供たちのために、全力で頑張ることだけです。
そこで自分の力を高めて、教育困難校に赴任した時に、そこにいる子どもたちに逃げずに向き合える先生になりたいです。
「良い先生になりたいなあ」
改めてそう思うきっかけになった出来事でした。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました!