便秘に効果的な食材 ~小松菜~
皆様こんにちは。
今週の薬膳は気持ちを落ち着かせ、血を補う作用がある小松菜についてご紹介します。
小松菜は、栄養学的にはカルシウム、ビタミンC、β‐カロテンが含まれており、特にカルシウムは豊富に含まれています。
さらに中医学の観点でも、便秘の解消や肌荒れにも効果があることがわかっています。
季節柄、肌荒れも起こりやすいので取り上げさせていただきました。
1. 小松菜の効果(中医学)
小松菜は、滋陰類といよばれる食材に分類されます。
滋陰類とは
陰液を滋養し、「陰虚証」を治療する食薬の総称になります。
陰液とは、主に血や全身の水分のことを指します。
陰虚証についても触れますと、こちらは陰が不足している状態であるため、相対的に陽が強くなります。
陽が強くなると、身体のほてりやのぼせ、口渇といった症状が表れます。
陰液も不足することから便秘としても表れてきます。
そのため、陰陽のバランスを意識することがとても大事な考え方となります。
では、陰を補う小松菜の薬膳的な特徴ですが、下記のようになります。
五味:甘・辛/五性:温/帰経:肺・肝・胃・大腸
作用:養陰潤燥
養陰潤燥とは
陰を養うことで、身体に潤いをもたらします。
皮膚や口渇、そして便秘を治療する方法です。
また、肝にも作用するため、肝から発生する陰熱を静めてくれます。
そのため、ほてりやのぼせ、口渇といった症状にも効果が期待できます。
以上のことから
身体がほてる、のぼせるような症状があり、便秘の症状も持っている場合には、小松菜はもってこいの食材になります。
次項では、実際に小松菜を使ったレシピについてご紹介いたします。
2. 具体的な使い方
こちらは、便秘にとても効果的なレシピになっています。
材料を見ると、牛乳、豚肉、小松菜を使用しており、これらはすべて便秘に対して効果を期待できます。
優しい味になるので、クセがなく食べやすいのでお勧めのレシピになります。
3. まとめ
今週は小松菜についてお伝えさせていただきました。
小松菜は、滋陰類といよばれる食材に分類され、陰を補う作用があります。
そのため、身体がほてる、のぼせるような症状があり、便秘の症状も持っている場合には、小松菜はとてもオススメできる食材となります。
レシピは便秘に効きそうなレシピを紹介させていただきました。
乾燥しがちなこの季節は、便秘にもなりやすいので日々の食事で解決できたらと思い、選ばせていただきました。
今週の薬膳は以上となります。
最後までありがとうございました!
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