マガジンのカバー画像

✴︎庭と私とふたりのこと✴︎

10
2020年9月から多摩川のほとりでふたり暮らしをはじめました。お庭で育つ草花と在宅フリーランス夫婦の暮らしについて。
運営しているクリエイター

記事一覧

キャロットラペの思い出

美しい同僚のお姉さんがいた。 色が白く薄顔の美人で、黒木華によく似ていた。バレエをやってらしたので姿勢が良くて立ち姿がすらりと綺麗で、ちょっとクール。美意識というか感性がしっかりしてて「素敵だなあ」と思わせてくれる人だった。 ✴︎ そんな彼女に、どうしたわけか自宅にお招きいただいたことがある。(当時の同僚に話したらどよめいた) 住んでいたのは中目黒の2DK。 最初に聞いたときはわたしと同じお給料でそんな好条件の物件に住めるの!?とびっくりした。美しい人はきっと美しいマ

ファッション迷子が30歳を越えて

服を買いました。 エスニック柄の、ちょっと派手なブラウス。 さっそく着てみたら……もう、気持ちがアガるアガる! 色黒・面長・切れ長の目というアジアっぽい顔立ちのわたしには、ちょっと派手な服や個性の強い服が似合うらしい。特に、エスニック系の服は、顔と柄がちょうど違和感なくハマり、あんまり似合うから思わず鏡の中の自分もにぃっと笑顔になってしまいました。 と、いきなりファッションの話をしだしたのは、年明けに長年の友人にファッションチェックをされたから。 待ち合わせ場所で出会

大切なものを大切にしてくために

お庭の椿が満開になりました。 かたいつぼみの頃から「まだかなまだかな」と待ちわびてたのが、今では八重咲きの花がいっぱいに咲き乱れ、枝がしなって重たそう。 そのうちの一輪を、リビングを飾るために手折らせていただきました。 さて、今日の由無し事。 最近めっきり忙しい。 ばたばたとスケジュールに追われる忙しさもある一方で、実は全てがとっても嬉しいご依頼であったり、新しい出会いに恵まれたものであったりで、「是が非でもやりたい!」と思ってGOしてしまう予定ばかりなのです。 充実

自分たちの居心地の良い場所をつくる

「自分たちの居心地の良い場所を作っていくんだよ」 これは、入籍する前に父が私に向けた言葉です。 時間をかけて、他の誰でもない「私」と「私が選んだ夫」が居心地のいい家を作っていきなさい、と。珍しく私の目をまっすぐ見て、穏やかに、そして娘に伝えようという意思をもって、この言葉を伝えてきましたた(の、ような気がする) うちの父はちゃらんぽらんのお酒飲みの親父で、普段しゃべることといえば専らその日の酒の肴をどうするかなのだけど(晩酌大好き人間。そしてその血はわたしにも脈々と受け

結婚の記念樹をもらいました

結婚の記念樹をもらいました。 「結婚のお祝いに行政から○○をプレゼント」って制度、ときどきありますよね。神奈川県川崎市の場合は、それが「記念樹」だったのです。 我が家ではガジュマルの木をお祝いにいただきました。リビングの窓辺で、今日からシンボルツリーの役割を担っています。大きくなーれ。 ▼川崎市の思い出記念樹 樹繋のページはこちら https://www.city.kawasaki.jp/530/page/0000001327.html 入籍・出産・転居・入学・銀婚式

前の住民の置き土産

庭に、植えた覚えの無いバラの花が咲きました。 引っ越した時から、庭の片隅に生えていたトゲ付きの植物。 何度も服をひっかけたり、指にトゲをさしたりしてしまうから「こんなもの引っこ抜いてやる!」と抜こうとしたこともありましたが、トゲが痛くて茎を持てなくて断念・放置していたのがこの子。 それが10月に入ってから突然にょきにょきと新しい葉をつけはじめ、気がつくとその先に小さなつぼみが。 もしかしてこれ、バラだったのでは? そう気がついてから、これまでの非礼をわびるように、丁寧

金木犀の香る庭

お庭改造計画、ゆっくりと進行中です。まずはお庭の草抜き! 庭いっぱいにすくすく育った草を抜くとこからはじめました。 笹の地下茎が地中に隠れてて、こいつの繁殖力ががすさまじい…!配線ケーブルのような立派な根をぐいぐい引き抜いて回るのが最近の日課です。長いのが綺麗に引き抜けると楽しい! この庭の木のこと この庭には、3本の木がはえていたのですが、今までなんの木かわからずでした。それが今週になって、そのうちの2本に黄色い小さな花が。これってなんだろうと調べてみたら、なんと金木

ふたりで暮らし始めて1週間が過ぎた

前回の更新から約ひと月半。 それまでの間に、両家の顔合わせ食事会をして、引越しをして、仕事のほうでは大きめのイベントを2つ乗り越えて、そして先日ようやく婚姻届を提出しました。 いよいよ夫婦なんだ。 実感があるようなないような。 でもとにもかくにも、これから毎日この人が家にいるんだと思うとやっぱり嬉しい。 家に帰ったら玄関にはこの人の靴があって「おかえり」と迎えてくれる声がある。広くて新しい台所でごはんを作れるだけでもほくほくなのに、さらには「おいしい」と食べてくれる

多摩川のほとり、庭とわたしと二人のこと

はじめまして、とうかです。 普段はデザイナーとして在宅でお仕事をしています。 多摩川のほとりで暮らしはじめて多摩川と南武線にはさまれた閑静な住宅街にで暮らし始めてもうすぐ2年。最初は仕事の関係でたまたま選んだ場所で、なんとなく「仮の住まい」という感じでした。 けれどこの度結婚が決まり、なんと彼がこの街に引っ越してきて暮らし続けることに(近所に引越はするけど徒歩圏内…笑)。まさかこの街でこれからも暮らすことになるとは。想像もしてなかったけど、でもこれから彼と一緒に過ごす街だ