岸田奈美さん、あんたの文章にしびれたよ!
岸田奈美さんの、
「家族だから愛したんじゃなくって、愛したのが家族だった」
を読んだ。
もう、
雷に打たれたような、
小学生時代、コンセントに、金具を突っ込み火花が散った時のような、
久しぶりの、しびれを体験した。
もう、天才だね!間違いないよ。
だって、とーちゃんは、
ちょっとや、そっとでは、
しびれたりしない、精神の持ち主。
テレビのザ・イロモネアでいえば、
「どうしてこの人たち笑わないの?」という人いるよね。
そのワイプで、最後まで残るタイプ。
その、とーちゃんをしびれさせちゃったんだから、
岸田奈美さんは、すごい!
漫才とか、コントとか、
実際に耳で聞いた、目で見たことに、
その独特の間や、風貌で、
声をあげて笑うことは、普通にある。
でも、
黙読して、頭の中で想像して、
声を上げて笑うって、・・・
無いでしょ!ふつうは。
でも、岸田奈美さんの文章は、
意識をしないで、声を出して、笑っちゃうんだな。
びっくりだよ、自分でも。
これ、図書室、図書館で、読んじゃダメよ。
すっごく、笑い声が響いちゃうから!
電車の中で読んじゃダメよ。
前の席の人に、怪しい人と思われちゃうから!
でも、笑いだけじゃない。
やさしさ、純粋さ、正直さ。
それだけではないんだけれど、嘘や悪意を微塵にも感じない。
むしろ、「愛」を感じる。
ところで、この人の年齢は?って調べてみたら、
次女のダー子と変わらないやんけ!
もしかして、この年代は、ゴールデン世代か?
話をもどす。
この本のタイトルが、「家族」と付くように、
本当に、家族への愛を、ものすごく深く感じるのだ。
この「とーちゃんかーちゃん交換日記」も、
テーマは、家族への愛だ。
とーちゃんの歳だから、その大切さに気付いているが、
岸田奈美さんの歳で、この愛の深さは、
もう西の方角へ、足を向けて寝られない。
(お尻を向けたら、ごめんちゃい!)
とにかく、
それくらい、とーちゃんは驚いたのだ。