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卒業生が地域で生きる姿は、力を与えてくれた。

今日、放課後等デイサービスの送迎中に、当事業所を卒業された2名の方と、偶然に遭遇した。

一人は、3月末まで、放デイをご利用になられていた、成人の女性Hさん。
Hさんは、高校を卒業と同時に、当事業所も卒業されて間もない。

Hさんを見たのは、午後2時過ぎ。
暖かい陽ざしの降り注ぐ中、近くの川の土手を散歩する姿だった。
4月から新しく通われた、地元にある成人の通所施設。
そこに通われている皆さんと、一緒に散歩をされていたのだ。

ちょうど、土手の道路を渡ろうと待機している時に、その前をボクらの送迎車が通りかかる。
Hさんは、うちの車に気づかれて、通り過ぎるのをじっと見ていた。
Hさんは、しっかりと地元の新しい場所で活動されている。それを見ることができ、とてもうれしくなった。

もう一人は、昨年まで児童発達支援に通われていた、Yくん

Y君を見たのは、午後5時半過ぎ。
目を細めるくらい、西日の夕日がまぶしく降り注ぐ道路でだった。

ちょうど、目の前の幼稚園バスが止まり、発車した。
動き出したバスの後ろを、ついて行ったとき、左側の歩道で手を振る児童が、ちらっと視界に入ったのだ。

「あれっ?誰だろう?」

そう思って、振り返ると、Yくんとお母さんだった。
Yくんは、今、地元の幼稚園に通われている

Yくんは道を渡ったあと、その先で信号待ちをしていた、ボクらの送迎車の方に走ってきた。歩道伝いに、手を振りながら近づいてくるのが見えた。
それを見て、ボクは、運転席の窓を全開にした。

「Yく~ん!!!」

と叫びながら、手を大きく振った。


2件とも、今日、偶然起きたできごとである。
卒業生が、地域で生きる姿。心からうれしい。

ボクらは、地域の中で仕事をさせていただいている。

そして、微力ではあるが、地域で生きる人々の、
支えの一部になれていることが、うれしいのである。

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