トップガンマーヴェリックの謎を解け‼ #3
1.2 2022年のトップガンマーヴェリック鑑賞の足跡
トップガンマーヴェリックを映画館で観る事がいかに魅力的かを語ったところで、15回の鑑賞の足跡をまとめておきたいと思います。(表1参照)
15回目までの上映の言語やフォーマットなど種類毎に改めて数えると、
字幕版 10回、吹替版 5回
IMAXレーザーGT 2回、4DXscreen 5回(うちエクストリーム2回)
トップガンマーヴェリックとトップガン’86との連続上映 3回
(うち2回は トップガンマーヴェリック単独上映の後に続けて、トップガン2作品連続上映を鑑賞:ハンパなく目が疲れました。)
≪映画館所在地≫
映画館は自宅所在地の関係で神戸、姫路がホームグラウンドになりますが、IMAXレーザーGTを見るために東京(グランドシネマサンシャイン池袋)、大阪(エキスポシティ)へも行きました。
IMAXレーザーGTが上映できる映画館は日本に上記の2か所しかないとのことですが、意外や最初に行ったのは東京のほうです。その時は、大阪のIMAXレーザーGTはOne Pieceなどの後発公開の話題作を優先してトップガンマーヴェリックは休映していた模様です。
9月16日にトップガン2作品連続上映が始まったので、“トップガンマーヴェリック”と“連続上映”との連続上映鑑賞(笑)が実現できる映画館がないか大阪まで範囲を広げて探索していると、109シネマズエキスポシティのIMAXレーザーGTでトップガンマーヴェリックの上映が復活しているのを運良く発見。
しかも9月25日がファイナル。これは行くしかないでしょう。
だだしエキスポシティというだけあって岡本太郎さんの万博公園のところなので、交通の便はよいとはいえず、JRから阪急電鉄とかモノレールとか何度も乗り換えて“旅した感”は新幹線で東京に行くよりもグッと来るものがありました。
なお東京へ行ったときは、折角なので次の日にも4DXscreenを見るため映画館の隣のホテルに宿泊しましたが、自宅からJRで36分とほど近い姫路でもレイトショーでDX Screen エクストリームを見ると終電に間に合わないので、カプセルホテル泊となりました。
≪座席≫
座席番号については記録を残していない回もありますが、4DXscreenやIMAXレーザーGTを観るときにはベストポジションを確保するためにネット予約開始となる3日前の0:00(グランドシネマサンシャインは通常2日前の0:00ですが、IMAXレーザーGTは座席争奪戦が激しいので、3時間前から予約できるというメリットを求めて会員となり21:00)にカウントダウンとともに映画館のHPにアクセスしました。
その成果として映画館のスクリーンの大きさに応じて座席の横並びの数が違うので、座席の番号(数字)はまちまちですが、どれもほぼスクリーンの中央位置がゲットできました。
一方で座席の前後を表すアルファベットはC~GとLですが、普通の上映フォーマットでは迫力重視でスクリーン近く前のめり気味、4DX Screenは画面全体見渡し重視で後方引き気味のポジショニングを基本として微妙に前後位置を変えて良い位置を探っています。IMAXレーザーGTは規格外のスクリーンサイズなので、アルファベットはあまり参考になりませんが、Lが程良い位置、Fだと結構スクリーンに近いて全体が見れるギリギリといえるでしょう。
どの位置が良かったかと言われれば、『いずれの場所もそれぞれに… 前のめりです!!』(マーブの休日 an おじさんへのインタビューより)
≪言語のこと≫
外国映画には付きまとう究極の選択 字幕版か吹替版か?
映画通の人々のように、『字幕版に決まっているでしょう』と言えば、かっこ良いのでしょうが、実は私は映画通ではないので、どちらも同じように鑑賞して、公平に評価しました。
字幕の日本語は戸田奈津子さんの訳とはいえ、読み取りやすくするためにかなり端折った表現としていることもあり、英語とは内容が違うので、耳で聞いた英語を(聞き取れるところだけですが)、本考察の基本としました。しかし字幕の意訳も参考になります。
また李静華さんの吹替版もかなり個人的には気に入っています。声優さんもトップクラスで俳優が日本語でしゃべっているような錯覚に陥るほどの出来上がりでした。
特にルースターの宮野真守さんはマイルステラーよりも若々しい声で、まさに“The Kids”にふさわしく、好感度高しです。
(文豪ストレイドッグの太宰治の声でもあるので、うちの娘にも好評、吹替版は家族一同で1回行っています)。
なおこの考察ではところどころセリフを引用していますが、全部英語で書くと、読みにくいので吹替版でも同じような表現になっている部分は吹替版の日本語で書いています。
≪上映フォーマットについて≫
IMAXレーザーGTは巨大スクリーンで圧巻。正方形に近いスクリーンフォーマットがこんなに迫力あるなんて、ん?それって昔のTV(ブラウン管時代)といっしょじゃないか!と言うなかれ。
肝心な部分の映像は通常の横長スクリーンの範囲に収まり、上下の拡張部には専ら背景など情報量の少ない映像が写るこのフォーマットは巨大スクリーンでなければ成り立ちませんが、まさに視界一杯に映像が映し出される感じで、ただならぬ臨場感。
それだけに通常の映画フォーマットに切り替わるとちょっと視界を妨げられたような感覚になるのが惜しい(全編正方形フォーマットを貫いてほしかった)。でも、2回目大阪で更に前よりの座席(F列)にすると、もうスクリーンが視界からはみ出すほど広がり、フォーマットの切り替わりも気にならなくなります。ただし終始上を見上げる感じで、肩こり50代にとってF列を限界線と認定。
4DXScreenは逆に左右の壁をサブスクリーンにして超横長に映るというものですが、幸いにも関西唯一(関東はグランドシネマサンシャイン池袋を含めて3か所くらいあるのかな?)のこの施設が姫路にあるとは!!
ただし最初の時には3Dメガネどこどこ?もうすぐ映画始まっちゃうよ。えっ!? 4DXなのに画像は2Dなの?あとの2次元どこいったの?
と恥ずかしながら慌てました。席が動いて+1D、風とか水しぶきとか出てさらに+1Dということなのだろうか?でもそれだったら画像を3Dにすると5DXになるよね。
まぁそれはおいといて、IMAXと比べて意外とこちらのほうがサブスクリーンのON,OFFの切り替えは気にならない。座席の動きと合わせて全編楽しめます。
ただし座席の動きの激しさと言う意味では、アースシネマズ姫路は通常モードではおとなしい感じ。はっきりとは言えないけどグランドシネマサンシャイン池袋と比べてもマイルドに感じます。動きが小さいというよりも、ある周波数より高い振動が、制御信号でカットされたような感じです。
しかしアースシネマズ姫路もレイトショーでも特定の日にある“エクストリーム”になると本領発揮! リミッター解除して振り切れちゃってます。振動で椅子からずり落ちそうになって、座り直すこと数えきれず、ひじ掛けで椅子にへばりついて身体を支える腕もちょっと擦り剝け気味でした。
≪トップガンとトップガンマーヴェリック連続上映について≫
トップガンマーヴェリックの映画を見る前には、予習として自宅のテレビでトップガン’86を見るというのがお約束ですが、御存じの通り日本映画界はやってくれました。
トップガン’86とトップガンマーヴェリックの連続上映企画です。
連続上映といえば、昔は2本立てとか3本立てが普通でしたが、最近はとんとないですね。因みに私が少年の頃、実家近くのローカル映画館(その名もシネパティオ…我が故郷もおしゃれではないですか)では、映画版機動戦士ガンダムとの同時上映が、たのきんトリオ主演の『ブルージーンズメモリー』でした。どういう人をターゲットにこの同時上映を決定したんだろうか?でもブルージーンズメモリーで夢の中でドラキュラが出てきたシーンは怖かった、というかちょっと楽しかった覚えあり。)
閑話休題トップガンの話に戻しますが、この企画に便乗し、さらにマイオリジナル企画である、トップガンマーヴェリック(単体上映)からのトップガン‘86→トップガンマーヴェリック(連続上映)へなだれ込むというトリプルヘッダー企画です。
この企画の目的は、トップガン‘86→トップガンマーヴェリックを続けて観たいという全日本国民が希求する、“大スクリーンで若きマーベリックの挫折と成長、その後30年間を経てのイケおじマーベリックの渋さを見る”という意図を汲んだそのうえで、逆にトップガンマーヴェリックを先に観て、そのラストシーンでのルースターが壁に貼ってあるマーベリックとグースの写真を拳でノックするシーンから、写真の中の2人の若き時代を描いたトップガン’86に遡るというのものです。
実は同じ映画館であまり時間を空けずに『マーベリック』→『トップガン2作品連続上映』とつながる上映パターンがなかなか少ないんですよね。間に数時間の時間が空くのならまだしも、だいたいは上映時間が重なってしまっていて、チャンスがわずか!!
(これやった人 日本で何人いるのかな?ぜひコメントくださいまし)