私の夏の終わりに現れるおばけ「読書感想文」
みなさん、今年の夏も終わりですね。
この夏は、パリ五輪が閉幕しました。これからパラリンピックがこれから始まります。
また、日向灘での地震は大きな被害を与え、海水浴にも十分な注意が必要となった自然災害もありました。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
そして、ここ数年の酷暑のため熱中症も危険なレベルでした(実際に私もイベントに参加し、自主的に離れましたが尋常じゃない汗をかく経験をしました)。
さて、前回の記事では夏休みの宿題で必ず課される「日記」について述べました。
そして、今回はもう1つ、日記よりも多い文章を書かなければならない「読書感想文」について記事を書きたいと思います。
宿題の「読書感想文」とは?
青少年読書感想文全国コンクールの開催要旨(つまりは、読書感想文の意義と言っていいだろう)には、
◇子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図る。
◇より深く読書し、読書の感動を文章に表現することをとおして、豊かな人間性や考える力を育む。更に、自分の考えを正しい日本語で表現する力を養う。
という記載がある。
簡単に言うと、
①読書に親しむ
②表現力をつける
ことが目的である。
さらに、上記コンクールでは、
○課題図書・・・指定した図書について感想文を書くもの
○自由図書・・・課題に取り組む者が自分で本を選んで、感想文を書くもの
の2パターン用意されている。
①と②の力を身につける、そのための宿題である。
夏休みに読書感想文が宿題に課されるのはなぜ(推測)?
夏休みは基本的に子どもたちは自由時間が多いです。
小学生であれば、たくさんのドリルや自由研究、工作など、ほかの宿題もありますし、中学・高校ともなれば部活動や職場体験(インターンシップ)、許可された学校ではアルバイトもあるためとても忙しい人もいるでしょう。
とはいえ、その間でできた時間が通常の学期内に比べても余裕があるため、読書感想文の宿題が課されます。
(↑いやいや、めっちゃやる暇ないんですケド~~~)
では、私がなぜ読書感想文が苦手だったか?
私が読書感想文が苦手、いや全くできなかった理由を述べます。
一言で、やり方が全く分からなかったからです。
読書感想文を提出し受理されるまでのステップとして、
本を選ぶ(図書館または書店)
作文用紙を購入する
本を読む
感想文で書きたいことを箇条書きなどでまとめる
感想文の構成を考える(文字数内で、要約~自身の思ったこと~経験や社会的なこと~まとめ)
作文用紙に感想を書く
提出の日に学校へ持参し提出する
やり直しがなければこれで完了!
といったことがベースだと思います。
※もし、違うところがあればコメント欄へ記載いただければ幸いです。
3.で本を最後まで読むのではなく、概要のみで4.のまとめを先に書くやり方もあるかもしれません。
正直に申します。3.の「本を読む」ということが私の少年時代まったくできませんでした。なぜなら、文字の集合である文章を追っていくことが極めて難しかったからです。
得意な科目は
算数の四則演算
漢字の読み書き(←これで国語のテスト0点を免れた)
社会(特に地理)の正解のある問題
理科のイラストや写真を見て答える(それに計算が加わる)問題
といったところです。この中に文章を追う問題はないですね。
この文字の集合である文章を追っていくことが極めて難しい地点で、読書感想文の宿題提出はストップです。
さらに、読んでもどう書けばいいか?何が正解の書き方か?(小さい頃から白黒で判断する習性がありました)それもわからなかったです。
そして、提出期限(すなわち、新学期)が迫ると、焦燥感があり、最近この気分を「読書感想文は夏の終わりに現れるおばけ」と名付けました。
いま、学校に通う皆さんにそうなって欲しくないから…
基本はもちろん、「夏休みの宿題は早めに手を着ける」です。後延ばしは意味がありません。
今年はもう終わりですので、次は冬休み、いや9月最初の宿題が出たらしましょう。
しかし、やり方がどうしてもわからない、何から手を着ければ課題提出に進むのか。今は「ググる」、「YouTube」で探すという新種の神器はあります。この「note」には読書感想文を公開している方もおられます。
しかし、それは困ったときの手段。宿題を用意する先生や学校の相談できる人に聞くのが良いですね。
そこで、上記の記事でも書きましたが、「おしえていただけますか?」のようなお願い、「ありがとうございます。助かります。」という感謝の言葉を伝えてください。教える側も多忙ですし、すべてを伝えるのは困難です。その心がけは忘れないでください。これも、宿題をこなし学ぶことの大切な一つです。きっと、笑顔で感謝の気持ちを伝えれば教えた人からも好感を得られます。
最後に。
夏休み明けは日本中で宿題だけでなく、様々な悩みが聞こえてくる季節です。私も宿題ができておらず、ちゃんとできたクラスメートがいると学校に行くのが辛かったです。
30代半ばになって、そのサポートをこういったメッセージで伝えられていれば幸いです。また、違ったテーマで書きたいと思います。
また、お子さんがおられる方や学校などの教員や不登校を支援する方々は尊敬に値します。
私を含めお子さんがおられない方も、思い出してみるとこうだったなぁ!ちゃんと自分は出したよ!様々だと思います。ぜひ、コメント欄へいただけると幸いです。
皆さんの残暑が心地よいものになりますように。
ちょっと聞いた話ですけど、長距離ランナーは本を読んで書くのが得意なんですって。
なぜなら、完走(感想)…ドライな(乾燥)ご意見もコメント欄へください。
では。