理想的なパートナーを見つけたいなら、まず自分が理想的なパートナーになれ
どんなパートナーと一緒に働きたいか?
ほぼ全員が次の資質を列挙する。
・正直で信頼できる。
・専門分野の技能や知識が卓越している。
・請求する料金よりも価値がある。
・約束したものを確実に提供してくれる。
・必要な時にすぐに助けてくれる。
・一緒に働いていて楽しい。
以上の資質を持ったパートナーを見つけたいなら、あなた自身が次の二つのことを心がける必要がある。
・あなた自身が一緒に働きたくなるパートナーとなる。
・パートナーに対し、こんな人物になって欲しいと思うような接し方をする。
常に正直で協力的で信頼できる人物になることによって、あなたが一緒に働きたくなる人物という評判を確立したら、パートナーの候補者はいくらでも現れはずだ。
選択肢が多くなればなるほど、優秀なパートナーを選べる可能性が高くなる。
パートナーに対し、こんな人物になってほしいと思うような接し方をすると効果的なのは、人々は自分にかけられた期待に応えようとするからだ。
授業やチームのコーチング、企業経営など、何らかの形でリーダーシップをとった経験があるなら、あなたはそれをよく知っているはずだ。
私たちは自分の言葉と行動を通じ、どういう行動をとることを相手に期待しているかを伝え、相手もその期待にこたえようとする。
あなたがパートナーを正直で有能で信頼できる存在として接すれば接するほど、パートナーはそれが正しいことを証明するために一生懸命になる。
しかし誤解しないで欲しい。
自分が優秀なパートナーになり、相手に最善を期待するだけでは、優秀なパートナーに恵まれるという保証はない。
実際、世の中には無能な人や、信頼できない人、正直なひともいる。
あなたが何をしようと、その事実を変えることはできない。
ロシアの古いことわざに、「信頼するのはいいが、裏づけをとれ」とある。
資料に目を通し、人々に聞き、パートナーの候補者が実際に信頼できる正直な人物かどうかの裏づけをとることが大切だ。
どのようなパートナーシップの成功も、自分がよいパートナーになることと、よいパートナーを見つけることが基本になる。
(参考文献 自宅にいながらお金持ちになる方法 マイケル・ルボーフ著)
〈感想〉
サラリーマンを長いことやっていると、自社他社問わず、「この人は本当に優秀だな」と思える人に会うことがある。
自分にはない力、もしくは足りてない部分を持っている人にそにような気持ちを抱きやすい。
しかし、優秀なことと信頼できることは別だ。
私は仕事をやっていく上でパートナーに求める一番大事なの要素は、信頼関係であると感じる。
お互いにわかり会える関係が出来ているかどうか。
それが出来ていると仕事を安心して任せることができる。
能力に差があるのはしょうがない。
そこは努力で埋められる。
しかし、信頼関係は誰とでも構築できるものではない。
信頼できる人を探したいなら、文章にあるとおり、まずは自分が信頼されるようなひとを心がけることだ。
常に誠実で協力的な態度を心がけていれば、あなたの周りにも同じような人がよって来るだろう。