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【合トレブーム?】合同トレーニングの長所と短所
昨今のフィットネスブームの中で競技者同士が一緒にトレーニングをすることを『合トレ』と呼んでたくさんの動画やSNSで見かけることがあります。
ともに高めあったり刺激し合うということは素晴らしく、お互いのレベルを上げるために大変有効だと思われます。
私も過去に先輩や後輩と共に汗を流していた時期がありました。
疲れている時やテンションが上がらない時はとても助かった経験があります。
少し前のデータですが、フィットネスクラブの継続率が最も高いのは、一緒に通う人がいる人のようでその継続率はなんと96%にもなるそうです。
しかし、長所と短所を理解して取り組まないと自分やパートナー、クラブや他のお客様に迷惑がかかることもあります。
私自身もフィットネスクラブに9年間勤めていたので、たくさんのご意見をいただきました。
今日はそんな私も経験した合トレの長所と短所を書いていきます。
合トレ最大の利点とは?
まずは合トレの長所をザっと並べてみます。
普段よりもパフォーマンスが上がる
心身ともに新たな刺激がある
モチベーションを高めることができる
この3つの中でも最大の利点は、普段よりもパフォーマンスが上がる事でしょう。
筋トレで効果を出すための最優先事項とも言えるのが、過負荷の原則です。
これは自分の能力以上の負荷をかけるということです。
パートナーがいることで、気を抜くことができなかったり、安心して重量にチャレンジすることができます。
またパートナーが『ほんの少し』自分よりできる人の場合、そこまで引き上げてしまうこともあります。
自分より足の速い人と走るとタイムが上がりやすいことと似ていますね。
またほとんどの人は仕事や家庭、その他の趣味などの合間で取り組んでいることが多いので、疲れたりやる気が出なかったりすることもあります。
それもパートナーがいることで何とかなってしまうこともあります。
自分だけでトレーニングをしていると、無意識にトレーニングが偏ってしまうことも多く、パートナーとのトレーニングによって今までやったことのないトレーニングや意識の持ち方を経験できるので、心身ともにいい刺激となるのは間違いないでしょう。
合トレに潜む危険
つぎに短所を見ていきましょう。
お互いのレベルが違うと危険である
1つのマシンを長時間占拠することがある
他のお客様からのクレームになりやすい
実際のトレーニングとして気をつけたいのは1番上のところくらいです。
お互いのレベルが大きく違ってしまうと、扱う重量や動作の習熟度、感覚、痛みに対する耐性が大きく異なるのでケガの危険性が高くなります。
これは叱咤激励で乗り切れるものではありません。
残りの2つはマナーの部分でありますが、実際問題としてこの2つが最も多い問題点となります。
Twitterなどでもこの手の話題はしばしば問題としてあがってきますね。
ホームジムやよほどのハードコアジムでない限り、平日夜や土日などはフロアに多くの人が同時に運動をしています。
とくに24hのジムでは利用者のマナーが問題視されているので、これを読んでいただいた皆さんはぜひ気をつけてあげてください。
自分もパートナーも、ほかのお客様も、クラブ側もすべても人が気持ちのいいフィットネスライフを送れるといいですよね。