トレーニングしても痩せないひととは。
・体重を減らす
・シェイプアップしたい
・腹筋を割る
・中年太りを解消する
さまざまな理由でジム会員になる人がいるなかで、
会員にはなったものの、
継続的に通えないと悩む方は少なくないですよね。
折角ジム会員になっても、高い月謝を払い続ける幽霊会員では
本当にもったいないですよね。
ではなぜジムに継続的に通えないのか、
その理由を自分の経験を含めて考察してみました。
仮説① 目標設定が自分事になってない
はい、これだけだときっと意味不明ですね。
これはですね、『その目標を達成できたらそれは嬉しいけど、別に全身全霊で取り組むほどモチベーションがあるわけではない』ということです。
近い経験を私の例でご紹介します。
前職で社長が『TOEIC900点以上取らないとボーナス出さんぞ』という、
今では完全にアウトな恐喝的なお達しが昔々ございました。
退路がないという感じで、そりゃマジになってTOEIC準備するわけです。
1か月ほど、詰込みで徹底的に勉強しました。
結果、なんとか920点を取って、ボーナス剝奪は免れましたが。。。
つまりは、設定した目標が『どちらかと言えば』とか『願わくば』など、
ふわっとした熱量だと幽霊会員となるケースが多いです。
ましてや、世の皆様ご多忙な生活でしょうから、
そんなモチベーションではどうしても優先順位は後ろになるのがオチです。
忙しい生活で優先度が高いタスクを、上回るときは決して訪れません。
忙しければ、たまの休みは普段できない、優先度の高いことに目がいくからです。
優先度が低い×意欲が低いの定位置にハマると、
二度とジムに行くことはないでしょう。
義務感から行くことがあっても、一時的で長続きはしません。
ですので、もしジム会員になることが『何かを達成すること』が目標の場合、
ある程度強い熱量を帯びたモチベーションである必要があります。
『自分がジムで達成することはなに?』
この質問に自問自答して、明確に答えられないうちはジム会員にならない方がいいかもしれません。
仮説② トレーニングに真剣でない
ジムのマシンエリアに、『長時間スマホを操作しないでください』
というたぐいのメッセージパネルがあると思います。
個人的には、トレーニング間はしっかりインターバルを取る必要があり、
またその間なにをしようが個々人の勝手だと思うので、
この表現は少々気に入りませんが、
要は、『トレーニング行為そのものに真剣でない』というのが
挙げられます。
目標がダイエットであれ何であれ、トレーニングはきついものです。
スマホ片手にトレーニングしている方は、無駄な時間を過ごしています。
汗をかかない、筋肉が震える、呼吸が荒くなる
これらの過負荷を伴わないトレーニングは効果が薄いです。
(過負荷トレーニングが不可である方や、目的をもって低負荷のトレーニングの日を設定している人、リハビリの人などは除きます。)
きついトレーニングというのは、『辛さ』ばかりが強調されがちですが、
万物が表裏一体であるように、『辛さ』の一方には『プラス面』もあります。
単純な質問ですが、スマホをいじりながらダラダラトレーニングしてて、
その瞬間は後で良い思い出になりますか?
有意義な時間を過ごしたと言えますか?
おそらく、何をしたか覚えていないくらいの時間になっているでしょう。
変顔になってしまう、声が漏れてしまう、血管が切れそう。
一度真剣にやってみてください。
恥ずかしがらないでください。
大丈夫、誰もあなたのことは気にしていません。
みんな自分のことでいっぱいいっぱいなのです。
真剣にトレーニングした後は、
自分にスタンディングオベーションを送りたい気分になるはずです。
その重量が客観的に軽いかなど、問題ではないのです。
『その時の自分のベストを尽くしたか』
それが重要なのです。
『そんなにやったらムキムキになっちゃうし』
大丈夫です、あなたが思うほど、筋肉はすぐにはつきません。
小学生の時を思い出してください。
運動会やおにごっこなど、
全身全霊で取り組んでいたでしょう。
大人になったからと言って、
大人しくなるのはやめましょう。
彼氏や彼女とスポーツをすると、
急速に仲が良くなるという研究データがあります。
これは、苦難をともに歩んで乗り越えたという意識が
両者の共通経験として残るためだと考えられます。
『留学マジック』なども、同様のことが言えると思います。
真剣にトレーニングをすれば、極論、目標は必要ありません。
実は、私もジムに通い始めて2年くらいは、特に目標はありませんでした。
ちなみに私は中学・高校と陸上部に所属しており、
ある程度の体力はありました。
フルマラソンも出場経験はあります。
ただ、その後10年は筋トレも何もしない生活でした。
むしろ、酒浸りの体たらく生活でした。
最初のジム通いのきっかけは、
Netflixで『ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実』というドキュメンタリーで、
バトルロープという縄を使ったトレーニングがかっこいいと思ったからです(笑)
あんなに太いなわをビシビシ振り回したいという願望から、バトルロープがある自宅近くのジムに通うことになりました。
ちなみに私以外でバトルロープをやっている人がほぼいないです(笑)
周りにトレーニーからは、『あいつはいったいなにをしたいのだろうか』
という視線を送られていたものです。
しかし、私はとても清々しい気持ちでした。
だって、あの映像でみたロープを自分を扱えているという達成感を味わえたのですから。
2年目以降は、背中や胸に負荷をかけると、
筋肉の変化がおもしろくなってジムで
トレーニングをしていきました。
筋トレ系YouTuberではたくさんのトレーニングで、
どのメニューがどの部位にどれくらい効果があるのか、
検証するのも醍醐味です。
ジムでは、他トレーニーのワークアウトから、
自分に取り入れたいメニューを知ったり、
すごい重量を上げる人をじーっと見ながら
感動していたこともあります。
他には、Arnold Schwarzeneggerのモチベーション動画
(Arnoldの鼓舞セリフと、壮大なBGMを組み合わせた動画)をおかずに、
延々と自分自身を鼓舞してトレーニングし、
満足していました。
世間一般では、『明確な目標を持つべきだ』という意見が多いですが、
私はこれには少々懐疑的です。
それは、ある物事に取り組んでいるプロセスそのものが好きで続くケースが
往々にしてあるからです。
なので、上記検証①で、『もしジム会員になることが『何かを達成すること』が目標の場合』という書き方をしました。
目標を設定した方がよい人と、
目標を設定しない方がよい人のパターンが存在すると考えています。
真剣に過負荷を狙ってトレーニングをしていくうちに、
自分の目指す方向や目標が見えてもきます。
目標はそのあとでも構いません。
自分の適性を分析し、どちらのスタンスで取り組むのがよいか、
試してみてください。
ジムへの足取りが重い方へ質問させてください。
・あなたはなぜジムに通うのですか?
・ジムでのトレーニングは楽しいですか?
・ジムで気づいたことや発見はありましたか?
一緒に、良い汗を流しませんか。
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