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ちょっとだけブツ撮りは多めにして、ようやく折り返しに入りつつの「銀英伝参り」、解説を書いてた吉岡平(ひとし)を偲びつつ初期の著作に関してとっかかりだけですが(林明美のアイドル本含めて)語ってみんとてするなり。
初期吉岡平の3作に関してはブツ撮りしたので、
そろそろ使いたい辺りですが。
![](https://assets.st-note.com/img/1690099474287-0wgIhl6jTF.jpg?width=1200)
ちょうど中区切りで吉岡平の解説に触れた写経ノートを
探すもすぐに見つからず。
逆に周辺視野の部分にもあたる本の写経ノートが発見
出来たのでそれを援用しつつ、折り返しまでは読もうと。
と重ねてきましたが、纏まった文章に固めていなかったか。
と、待てよとここで思ったみたらなるほど。
こっちで文章固めてたか、ってことで、じゃあまあそろまぜ
しますかね。
後半、怒った衣(池田のせいじゃない)によって0点にされる。
その場は咲が池田に振り込んだことで辛うじて窮地を脱した。
そして、数え役満で息をふきかえす。
「そろそろまぜろよ」
ちなみに0点になった時は目から光が失われていた。
ま、池田ァ、は愛されてますからね。リード文も
ところどころ容赦がない。
ま、ここでのそろまぜはむしろ「そろりそろりと混ぜていく」
のニュアンスですが。念の為。
まあここはそんなに急ぎはしないけれど、文章はほどほどに。
しかしまあおいおいと先伸ばしにしていたら、
ここまでぐずたらと来てしまった。
ようやく20日間をかけてようやく折り返しの「銀英伝参り」である。
それでも今回の趣向としてはやはり徳間文庫版で読んで、解説も
そこそこ楽しんでみよう、である。
倒錯した感慨こそが、私をも含めた熱心な田中芳樹作品の読者が、
心の奥底に共通して抱いているある種『くすぐったい気持ち』の正体
ではないだろうか。
(解説-わたしの『銀英伝』,吉岡平(ひとし))p388
まあ田中芳樹の歴史物及び『銀英伝』に関しての様式美と醍醐味は
ほぼそこに依拠するものだと思ってはいるので。
(そして適切なタイミングで新作が世に出ることがない、までもが
様式美でお約束と)
この夏までの間にいろいろダンボールに眠っていたダンジョンを
幾つか掘り返して、その中には古本屋にママチャリ乗ってほうぼう
出掛けていた頃の戦利品も出て来た。
吉岡平(ひとし)は源流の方まで遡っていたから、これらの初期
作品の珍品にも出逢っている。
そして、当時あまりガラが良くない上に癒着バリバリのイベントを
してた時代の東宝系のイベントもたまには覗いていたから、琴似
くんだりまで来てアイドル防衛隊ハミングバードのイベントなんか
にも当時行ってたわけである。
(まだ玉光堂が強くて、売り場の端にちょっとしたイベントが
開けるモニター付きのブースがあったパトス以前の地下鉄琴似駅
周辺の状況ね)
![](https://assets.st-note.com/img/1690100015138-2w63Ucq3GB.jpg?width=1200)
そんなアイドルオタクの書くアイドル物がるーあるからには、
吉岡平(ひとし)のそっちのルーツとして、そっちのペンネーム
(林明美)があったわけで。
『ハミバ』はまた何度か目のぶり返しがあってTOTOベンキが
迷曲としてリバイバルしてたなんて話も聴きますが、まだ服部街宇
(はっとりまちう)がイベント廻してユーメックスやってる頃は、
あまり気味のいい感じではなかった記憶がこびりついている。
他方、初期三部作はこの頃の講談社や双葉社のとっ散らかり具合を
示すようなモノで、『コータローまかりとおる』は漫画のノベライズ、
『香港国際警察』は映画のノベライズ、ルパン本は確かゲームブック
だったかと。
なお、林明美のアイドル本が出た出版社はJICC出版局。後の宝島社
ですね。一応1989(平成元)年なので「平成版」なのよ。
レビューで言ってる小出広美のダンバイン挿入歌って
この「水色の輝き」か。
ダンバインなんだからトミノはいるだろうし、ガンダムの
サントラがでっこんでーでで売れたからかつての前期スタチャ
(スターチャイルド)があったんでこれもスターチャイルドの
楽曲になるけど、そうした番記者とアイドルヲタ気質が絡んだ
ところにいたからこそ書けた部分があるだけで自慢でも何でも
ないと思うけど。
中身は辞典体なのでこの項目があるのも興味深い。
ルリール体【るりーるたい】
①おニャン子クラブの永田ルリ子の筆跡をもとに作られた
写植の新字体。要するに写植になった変態少女丸文字。
②虎は死すとも革残し、おニャン子死すとも字を残す。
(1989.12,JICC出版局)一四九頁
写研に残る「少女民俗学」における極北の1つルリール体
とはこのことね。
まあこの本の表紙ブツ撮りはあと一手間要るから後で附随する
予定なのでここを少しだけ開けておきますが。
![](https://assets.st-note.com/img/1690123569561-OZGDcqtfHc.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690123604285-cGsl1ukNXC.jpg?width=1200)
ちょっとだけブツ撮りは多めにして、ようやく折り返しに入りつつの
「銀英伝参り」の中、吉岡平(ひとし)を偲ぶ初期の著作に関して
とっかかりだけですが語ってみました。