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皮もあんこも調和してて、やっぱりすげぇ美味いのだ。~貰うと嬉しいルスツ梅屋の「元祖 みそまんじゅう」~

まあ最近世間で賑わせてた話題の一つとして、お土産
問題の条件に関してこんなのがあったわけですが。

そこでフォーカスするのは当然ながら、
「意外とあんこは人を選ぶ」問題なのですが。

ここに道民的な立場を入れると、小豆の一大産地
北海道は「こしあん派」が優勢な地域である、
といふファクターが入って来る(逆につぶあん派が
優勢なのは三重に「あずきバー」の井村屋があり
喫茶店のモーニング文化で「小倉トースト」を食し、
かつてはワインと共にポリフェノール文化でつぶあん
派を川島なお美が牽引した愛知県、といふ構図がある)。

京都の和菓子屋に多く選ばれた「エリモショウズ」
以降の北海道の小豆は傾向として粒立ってはいるが、
皮が固い傾向にあったため、皮を取り除いて作られる
こしあんを尊ぶ文化が特に北海道では形成されている
と云われていると。

この道民のこしあん志向と、ものの一般名詞でコトバ
を作って詠む、の流れが顕著なのは、北海道だと
冠婚葬祭の(特に葬儀時に用いられる)定番の
「中花まんじゅう」(転じて一部では「中華まんじゅう」)
が挙げられるのかと。

で、メインの「ケンミンネタ」としてはやはり
こしあんで、車で行った人しか買うことが出来ず、
日持ちもほとんどしないけど、貰うとやっぱり嬉しい
道央から道南にかけての道民であれば定番のお土産
といえば、でルスツ梅屋の「元祖 みそまんじゅう」に
ついてつらつら語ろうかと。

かつて当たった券で初めてコンサドーレの「厚別開幕戦」
に行ったらふんだり蹴ったりで、ゲームメーカーの大塚真司
は怪我するし、疲れ果てた挙げ句の果てに転倒して大塚と
同じく右腕の撓骨(とうこつ)を骨折して、リハビリを
受けている時期がございました。

そこでリハビリのマッサージをしてくれた理学療法士の
あんちゃんとの会話で好きな菓子を挙げた時に「地味」と
一蹴されたことがあるので、しつこく覚えていたりもするの
がルスツ梅屋の「元祖 みそまんじゅう」でもあるのですが。

かつては製造している梅屋でしか買えなかった。現在は
ルスツにも道の駅が出来たので、そちらでも販売はして
いるのかと。

「意外とあんこは人を選ぶ」中でがっつりのこしあん。
日持ちはホントにえらく短い。不特定多数に配るお土産には
決して向かないのだが、あるとみんな一気に平らげてしまう。

「地味」と言われればそれまでだが、味噌が練り込まれた
皮は鬼まんじゅうなんかよりもよりねっちりとしていてクセに
なり、皮も甘さ控えめのこしあんも調和してて、やっぱり
すげぇ美味いのだ。

といふことでリゾートや遊園地に興味はなく、「あげいも」の
中山峠を抜けた先にある名物といえばやはりマストは
ルスツ梅屋の「元祖 みそまんじゅう」、といふことで
少しつらつらと語ってみました。