【コラム】疲れが抜けない?子どもたち
保育園栄養士のとろみです。
疲労はこれ以上動き続けると体に害が及ぶという、体が発する1つのアラームでもあります。
軽い疲れから慢性的な疲れまで、疲れ方はそれぞれ。
回復の方法も、睡眠や入浴方法、食事、運動など様々存在します。
環境や気分に応じてチョイスするといいですね。
さて、今日は食事にフォーカスした疲労を軽減する方法を紹介します。
疲労は子どもたちだけの問題ではありません。ママとパパのお役に立てると嬉しいです。
結論:疲労からの回復、また早めに取り除くための栄養素は、ビタミンB1
、ビタミンB2、カルシウム、鉄、EPA・DHA
疲労には、慢性疲労、脳疲労、肉体疲労、季節的疲労などがあり、それぞれにおすすめの栄養素を紹介します。
慢性疲労
休日にたっぷり休養をとっても回復しない状態が長期で続く状態
おすすめ栄養素:緑黄色野菜 +酢、梅干し(クエン酸)
緑黄色野菜はビタミンCやミネラル(カルシウム)が豊富なので鉄の吸収率もアップさせます。
酢や梅干しにはクエン酸が含まれています。体力増進の効果も期待できるので夏バテ防止にも最適です。
レシピ:ピクルス
脳疲労
学校、塾、習い事に加え、ゲームやスマホの長時間利用など、子どもたちの脳は常にフル回転。疲れが脳にダメージを与えます。
脳の60〜65%は脂質でできているといわれるほど、脂質は脳にとって重要な存在。脂質はカロリーも高いので質の良い魚からの摂取がおすすめです。
おすすめ栄養素:EPA、DHA
レシピ:鮭の醤油漬け
肉体疲労
たとえばジョギング後や肉体労働の後など、身体を動かした後にくる疲れ
おすすめ栄養素:ビタミンB1 +アリシン
例えばビタミンB1は豚肉、うなぎなど+アリシン(ニンニク、ネギ、ニラなどの匂いが強い野菜)
ビタミンB1を取ろうとして摂取しすぎてしまうと食事バランスが悪くなってしまうのでサラダなどをプラスしてくださいね。
レバーには鉄分が含まれていますが、鉄分が不足すると慢性的な疲労につながります。レバーのような鉄分豊富な食材を積極的に摂りましょう。
レシピ:豚レバー炒め
季節的疲労(夏バテなど)
唐辛子、キムチ、スパイス、長芋など
キムチは食欲が出ない時にもおすすめの食材です。特に夏の暑い時期には水分の多い食べ物もおススメです。
レシピ:ピリ辛のかつおユッケ丼、いんげんとちくわ炒め
いかがでしたでしょうか?
即効性のある食べ物はなく、食べたらすぐに元気になるというものではなく、日ごろから継続して摂取することが大切です。疲れた時だけではなく日ごろから様々な食べ物を取り入れバランスの良い食事を心がけたいものですね。
昨日公開した疲れしらずを目指してつくりおきのレシピ。よかったらのぞいてください。
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