#242 《思春期の娘は学校に行きたくない》この子なら大丈夫！ギュッとハグするは最強！！

三連休の最終日。
『もっと休みたい』『明日は学校やだなー』と
小4と中2の娘の話が盛り上がる。

『明日は残業だー！』と帰りが遅い日の事を
《残業》と言う下の子にいつも笑ってしまう。

『休みが長くなればなるほど休みたくなる気持ち！お母さんも分かるよー！！』と言いながら

『明日はちゃんと学校にいっておくれ』と
私は心の中で強く強く思うのです。

次の日の朝。『朝だよー！起きる時間だよー』と
一階から二階に向かって

いつものように声をかけても
上の子だけいつになっても降りてこない。

あれ？と少し嫌な予感。『きっと今日は休む』
そんな私の予感は的中して私の顔を見るなり
ポロポロと泣き出す娘。

いつもなら何も言わずただただ泣いて
　　　　　私が何か指示を待つ娘が今日は

『お母さん今日は学校を休みたい』と理由と共に
自分の気持ちをちゃんと私に伝えてくれた。

・それくらい行けるんじゃないの？
・本当は三連休明けで行きたくないだけでしょ？
・テスト前なんだから
　行かないと勉強が遅れちゃうでしょ！と
　言いたい気持ちをグッと抑えて

　私に気持ちを伝えてくれた事を
     『偉かったね！』と褒めて
        私は娘の願いを叶えた。

その日のお昼には元気と笑顔を取り戻した娘。

でも…明日も休みたい！というのでは？

このまま休み癖がついたらどうしょう？？

この先、この子は大丈夫だろうか？？と

私の勝手な妄想が止まらない。

次の日の朝。またしても娘の部屋は

学校を休みたい空気で溢れてて…

娘の顔を見た瞬間！！

・何も言わなくても
　お母さんはあなたの気持ちが分かるよ。
            『学校を休みたいんだよね』

・今日もきっと休むだろう。

・私だったら『休まずにとりあえず！
　学校にいってみよう！』って思うのに
　何でこの子は休もうとするの？？

勝手に私は空気を読んで娘の話を聞く前に
娘の気持ちを全て分かっているかのように
勝手に解釈、妄想して

『この子は絶対に学校を休む』と
　　　　　　私の心は確信していました。

と同時に頭の中の私では
子供の頃の自分と娘を比べたり、

私がお母さんから言われて
　　嫌だった事がぐるぐると回り出す。

子育てしてて思う事は

意識していないと
自分の幼少期の記憶や
親から言われてきた事、
されてきた事を同じように
我が子にしがち。

そして『この子は大丈夫なのだろうか？』
という不安の目で監視してしまう。

見ずっとられていると思うと嫌ですよね…。

今の私はこれは『コレはいかん！』と気づける。

昨日のように優しく
『休んでいいよ』と言いたいところだけど…

昨日は昨日、今日は今日！！

ここは一つ！『この子なら大丈夫！』という
私の心からの気持ちと一緒に

ギュッとハグしよう！！
『〇〇(娘ね)なら大丈夫！』と…。

下の子には何の抵抗もなく
　　　ギュッとハグできるんだけど
　
下の子が生まれてから
上の子をギュッとハグする事に抵抗があって…

それはきっと
上の子をが私の性格にそっくりで娘を通して

私は自分を見ているようで…

何かが嫌なんだと思う。

でも、目の前の娘は私ではないんです。

子供の頃に私がお母さんにして欲しかった
ギュッとハグする…。

シクシク泣いている娘に

『大丈夫！！頑張って学校に行こう』
そう伝えてギュッとハグしたら。

あれ？こんなに大きくなってたの？
この子が本当に私のお腹の中にいた子なの？
娘の体温に私は心から安心した。

それが伝わったのか？
娘は更に涙が止まらなくなったけど…

ムクっと立ち上がり
娘は黙って制服に着替え始めて

ご飯を食べて学校に向かった。

その背中から娘の成長とたくましさに
今度は私の方が涙がポロポロ。

　　大人も子供もみんな頑張ってる。

家族関係でも、仕事関係でも、夫婦関係でも、

『この人は何かやらかしそうだ』
『この人、大丈夫かな？』という
不信感、不安な気持ちは相手に伝わり

私の予感は的中！！
『やっぱりダメだった…』に
つながってしまうと私は感じてます。

『この子なら大丈夫！！』という子を信じる
お母さんの気持ちパワーは偉大でした。

ここで注意したいのが…

・〇〇してくれたら〇〇してあげるの
　　条件付きの期待ではなく✖️
・そのままのあなたを信じる気持ち〇です！！

外はだんだん暗くなった頃

あんなに泣いていた娘は なんと！部活までやってルンルンで『ただいまー』と帰宅。

『今朝はどうしたの？？』と
　　　　　おそるおそる聞いてみると…

『テスト勉強してなかったから学校に
行きたくなかったのー！！』
『あははー！！』と何とも呑気…。

お母さん…いじめや学校で何かあったのかな？
このまま休みグセがついたらどうしよう？と

あれこれ悩んで考えてたんだけど…

《私の朝の時間を返しておくれ！》と心の中で思いつつ全部が笑いに変わってしまった。

でも、こうしてなんでも
　　お母さんに話してくれる関係が

お母さんは嬉しいよ！！

夫、娘たちか ただいまー！と帰ってくる

この家が安心、安全である場所である
その空気感を作るのが 私の一番のお仕事です！

おーい！！娘よ！！
　　　テスト勉強ちゃんとやっておくれ！

それでは今日も心穏やかに

ポジティブでありますように。