第2回オープンダイアローグ(発達障害のおっさんたちの集会所オープンチャット)ストラテラ服用日記331日目
先日、第2回目のオープンダイアローグを行った。
参加者は5名。
今回も色々な気付きがあった。
やっぱりみんな同じ事でつまずいて、同じ悩みを抱えてるなというのがよく分かった。
オープンダイアローグのキモである「リフレクティング」。
相談者をいい意味で置き去りにして、医療チーム(本来は医療者が行う。今回はいないので、相談者と相談される側、という役割で行った)が相談者の悩みや相談事についていい意味で好き勝手に話し合う時間がある。
ルールを簡単に説明すると、
参加者は全員同じ目線。医師がいても、患者でもフラットでオープンな会話をする。
ネガティブなことはなるべく言わない。相手の言うことを否定しない。
その人が幻覚・妄想の話をしても否定しない。
元々、オープン・ダイアローグは初期の統合失調症の治療を目的として開発されたもの。
全体の流れは、
1.相談者の悩みのヒアリング
相談者悩みを聞き、医療チームが色々質問する。
2.リフレクティング
一通り医療チームの質問が終わったら、医療チームだけで相談者の悩みについて、思い思いのことを言う。正しい解答とかでは無く、個人的な意見を述べる。お盆に個々の意見を乗せる感じで、誰かの意見が正しいとかも無く、話をする。相談者は、目の前でその話を何も言わずに聞く。
3.相談者と会話
リフレクティングを聞いて、どう感じたかなどを相談者と話しながら対話を続ける。
4.しめくくり
最後に、相談者にこれ以上話していないことは無いかなどを聞いて、決まったことがあればそれを確認して締め括る。
簡単な流れはこんな感じ。
リフレクティングは何回入れても良いですが、1回のオープンダイアローグのおおよその目安時間は1〜1.5時間なので、話の流れと時間のバランスを見て考える。
相談者が話すことが多いなら、時間が延びてもなんの問題もありません。
参加者が気をつけるべきところもいくつかある。
聞く・話すを丁寧に分ける。誰かが話している時は話が終わるまで妨げない。
対話を続けることが目的で、解決や治療が目的ではない。
対話を続ける中で、本人の気付きがありその気付きが積み重なることで、治療につながる。
とは言え、それは結果であり治療を目的とはしないのがオープンダイアローグということだ。
(逆に、医療チームで結論を出してしまうと相談者にプレッシャーになることもある)
考えれば、治療という目的は上下関係を作ってしまう。そうすると開かれた対話は不可能になる。
あくまでも、フラットでオープンな対話を続けることが目的で、治療は後からついてくる結果である。
発達障害同士だと、悩みも似ていて相談される側も同じ悩みを抱えていることが多い。
相談者も相談者のされる側も沢山の気付きが出てくるので、やった後のスッキリ感や感動に近いような感覚になる。
これからももっと経験を積んで、発達障害当事者の何かしらの助けになれればいいなと思っている。
参考にしてる書籍です。初心者にも分かりやすくて、とっつきやすいです。
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