ゴミの城〜011~後ろの正面だぁーれ
これまでのお話
ゴミを片付けに実家へ行くと、すぐに兄に留守番を頼まれ、玄関の鍵を掛け、更にチェーンも掛けて庭を掃除していた。たまに手を止めて家の中に入り玄関を確認していたのだが、何度目かに家に入ると玄関の方で声がした。
玄関にいたのは家の前に住んでいらっしゃる、おじさんとおばさんでその横に母親が不安そうに立っていた。二人は一人で外に出てきた母を心配して家へ連れ戻してくれたのだ。その方々はうちの事情も知っているし、家の木を切ってもらったりと何かと良くしてもらっていたのでとて