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ただいま、実家のゴミ屋敷を清掃中。 YouTube ~ https://www.youtube.com/channel/UCvSB7uiauzoIdxmwqyfVHgw

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マガジン

  • ゴミの城

    動画~https://youtu.be/YN4iTq7kIF4  父親が他界、実家に残されたのは子供のように振舞う母親と引きこもりの兄、そして大量に残されたゴミの山だった。 登場人物:父 享年81歳 母80歳 兄54歳 弟51歳 僕53歳

  • エッセイ集

    現在や過去にある想いを言葉にしました。

  • サンタクロース

    クリスマスのおはなし

  • ショートストーリー集

    5分程度で読めるお話です。 ジャンルは、ミステリー・童話・ブラックジャックなどです。

最近の記事

ゴミの城〜026~夏休みの宿題はギリギリまでやらなかった

久しぶりにパソコンを開いた。夏前に両膝を痛めて、あっという間に十一月になってしまった……。夏が終わってしまった。 久しぶりに文章を書いてみる。 現在は右の膝がときどき痛むので、膝は右だけサポーターをしている。「膝は」と書いたのは別のところにもサポーターをしているからだ。 腰が痛い。 少し前に腰をやってしまった。いわゆる「ぎっくり腰」というやつ。仕事中に屈んだ体制から立ち上がろうとしたら腰がパキンとして、……激痛。帰りにドラッグストアに寄って、店内を少しずつ歩き「腰のサ

    • 行く宛のないダイレクトメール

      午前中に膝の具合を診てもらいに市立病院の整形外科へと出かけた。先生の忠告どおりに筋トレをしているので、以前より膝の痛みは減ったのだが、膝のサポーターを外すと痛くて真っ直ぐには立ってはいられない。それでもかなり症状は楽にはなったのだが、今はそれよりも膝の裏側が痛いのだ。仕事中にずっとサポーターをして動き回っているので、膝の裏の皮がむけてしまって、ただれている。これが痒いし痛い。 サポーターをしないと膝が痛いし、サポーターをすれば膝の裏が痛い。……泣けてくる。 貼るタイプの鎮

      • ゴミの城〜025~父親の命日

        これまでのお話 仕事が休みの日に、少しだけゆっくりと過ごしてから家のドアを開けると、太陽が何時間も前から活動をしていて、外に出かけることを躊躇わせる。 先日は父親の命日だった。当日は仕事で都合が悪く、休みの日に実家の近くのスーパーで父親が好きだったポテトチップスなどを買って、太陽の光をサングラスで遮りながら実家へと出かけた。 実家へ着くと入れ違いに兄が買い物へと出かける。父親の遺影の前には何も置かれていなかったので、父の命日など誰も気に留めなかったのだろう。兄に声をかけ

        • 膝の痛みを我慢していたら両膝が痛くなる!

          一ヶ月くらい前から右の膝が痛い。伸ばすとたまにポキと音もする。水がたまったのか? 骨が良くないことになったのか? と思い、慌ててカルシウムを摂取しようと魚肉ソーセージや煮干しを毎日摂るようにしたのだが、急に体にカルシウムを摂り入れても膝が治るはずもなく、サポーターを買って膝をかばいながら生活をしていたが、今度は左の膝に違和感が……。数ヶ月前に喉の痛みで市立病院へ来院して以来、再び不安な気持ちで病院の待合室のシートに座ることとなった。 歩くのが苦痛だ。仕事中はずっとサポーター

        マガジン

        • ゴミの城
          26本
        • エッセイ集
          38本
        • サンタクロース
          14本
        • ショートストーリー集
          10本

        記事

          電話と黒い洋服

          いつものように目を覚ましてからスマホを開くと弟からメールが入っていた。 奥さんが亡くなったそうだ。 彼女は数年前から良くない病気にかかっていた。返信をすると、すぐに弟から電話がかかってきた。弟が泣いていた。奥さんの御両親が朝から来てくれていると言っていた。 僕は電話を切ると仕事に行って、いつものように終わると帰ってきた。何も変わらない。父は死に、母は兄に介護をされて毎日をベットの上で過ごしている。 弟の家では、娘さんを亡くした御両親の想い、お母さんを亡くしたお子さんの想い

          ゴミの城〜024~母の誕生日

          これまでのお話 先日、母親の誕生日だった。母は81歳になった。父の方が歳上だったのだが、父が81歳で亡くなったので今年で母と父は同じ歳になった。 誕生日の当日は仕事で顔を出せなかったので、前日の夜に実家へ顔を出した。母が病院から退院してすぐの頃は、医者から「柔らかい物を食べさせてくれ」と言われていたので、差し入れはプリンやヨーグルトなど柔らかそうな物だったのだが、兄に聞いたら「最近は、ある程度の物は食べている」ということで、母の好きなお寿司を持っていった。 ほんの数年前

          ゴミの城〜024~母の誕生日

          幸せを考えてみる

          五十肩がほぼ治ったが、今度は膝が痛い。歩くと右の膝にズキンと痛みが走るので片足をかばって歩いている。すぐに膝用のサポーターを購入したのだが、これはとても良かった。膝が治ったわけではないが装着すると、ほぼ普通に歩けるようになった。仕事中など長時間にわたりサポーターをキツキツに締めているので、家に帰ってからサポーターを外すと、膝の後ろが痒くなるのが困りものだ。 この先、どんどん色んな所が悪くなっていくのかと思うと気が滅入ってくる。ゴールは死だし……。 なにか見つけないと。

          幸せを考えてみる

          ゴミの城〜023~庭の木

          これまでのお話 兄と喧嘩をした翌週、気まずかったが僕から兄にメールで「今日、行きましょうか?」と連絡をしてみた。すぐに兄から「今日は午前中にお母さんと買い物に行ったので大丈夫」と返信があった。とりあえず怒ってはなさそうだし、来週にでも顔を出すことにした。 一週間振りに実家に顔を出すと、玄関先の木の枝が切ってあった。てっきり前の家のおじさんが切ってくれたのかと思い、兄に聞いてみたら「台風が来るから切った」とのこと。兄が木を切るなんて珍しい……。喧嘩をしたときに僕が色々と言っ

          ゴミの城〜023~庭の木

          ゴミの城〜022~兄と喧嘩

          これまでのお話 実家には母親と兄が住んでいる。母は認知症気味で目の焦点も合わず、いつもベットの上で横になっていて、僕が行っても言葉を発することはまずない。兄は中学生の頃から引きこもりで、現在は介護4級となった母親の面倒を診ている。 実家のゴミ屋敷を綺麗にしようと通っていても、いつも「母親が亡くなったら、家は売ることになるのではないか?」と思いながら掃除をしていた。 先週、実家に行ったときに兄に「母親の貯金から、いくらか出して家を直そう」と提案してみた。少しばかり貯金があ

          ゴミの城〜022~兄と喧嘩

          ゴミの城〜021~どうすればゴミを捨てられるのか?

          これまでのお話 父親が遺したゴミ屋敷を少しずつ片付けていて、その様子をYou Tubeに載せているのですが、動画を視聴して下さっている方からコメントを頂くことがあります。 ゴミ掃除は心が折れることが多く、頂いたお言葉に励まされ実家へと向かうのですが、コメントの中でも同じようにゴミを少しずつ片付けていらっしゃる方が多く、コメントを拝見する度に「大変だろうな……」と想像しています。 捨てると怒るゴミの処理は?父親がゴミを溜めるようになったのは、父が仕事を辞めてからだと思います

          ゴミの城〜021~どうすればゴミを捨てられるのか?

          悪い病気じゃなくて、ほっとした話

          ここ数週間、喉の調子が悪い。喉に何かが詰まっているような違和感があり、それを放っておいたら腫れてしまった。 母親の入退院以外で病院へ行くのは久しぶりだった。数年前に歯の痛みに耐えられなくなり歯科医に駆け込んだことがある。病院へ行くのはそれ以来だ。まぁ、その時もすぐに歯科医に行くことはせず、放っておいて虫歯が酷くなり、結果的に治療が長引くことになって後悔をしたのだが……。 転んでどこかを擦りむいたりと外から見てわかる症状なら自己判断でなんとかするのだが、人体の内側の不具合だ

          悪い病気じゃなくて、ほっとした話

          格子に吸い込まれていく心

          ここ数年、車で出かけているときなどにカバンや鍵などを必要以上に気にかけてしまう。 出かける時はカバンに財布などを入れて、それを車の助手席に置いておくのだが、走行中にふいにカバンの存在を思い出し 「あれ、カバン持ってきたっけ?」 とドキッとしてしまうのだ。すぐ左を向けばカバンが助手席に置いてあるし、それを見ると安心するのだが、カバンを確認するまで、ほんの一瞬だが焦ってしまう。そのくらいのことならまだ良いが、困ったことに一度カバンを確認してからも数十分すると、また 「あれ

          格子に吸い込まれていく心

          ゴミの城〜020~母との時間

          これまでのお話 実家へ行ったときに、ちょうど母親がトイレへ行く所で二階から兄が介抱しながら一緒に降りてきていた。母は足もおぼつかずトイレへ行くのがやっとで、僕は母と兄に「ただいま」と声をかけて母が階段を降りるのを手伝うと奥の部屋へと向かった。以前から母は一人で排泄もできない。兄が手伝っている。 父親の位牌に線香を上げていると、トイレから僕の名前がする。 「○○来ているんでしょ。……こんな姿、○○には見せられない」と母親の涙声が聞こえてきた。 家、全体が排泄物の匂いがして、

          ゴミの城〜020~母との時間

          再会と現実

          四ヶ月ぶりに母親が病院から退院した。 去年の十一月に転んで頭に血腫ができて手術をしてそのまま入院。面会もインターネットで行わなければならないとのことで行ってはいない。もともと認知症気味だったので、久しぶりに会っても僕のことを覚えているのだろうか? 介護が四級という認定が降りたということは兄が以前、言っていた。 早朝、雨が降りしきるなか実家へ兄を迎えに行き、指定された時刻に母が入院している病院へと向かった。兄が病院へ入り、僕は駐車場の車の中で待っていた。その間も病院の出入り

          ゴミの城〜019~着実に庭の木も成長している

          これまでのお話 実家の庭の木が伸びきってしまった。もう二階の屋根まで届いている。 先日、脚立を買って実家の木を切りに行ったのだが、購入した脚立の高さが足りなかった。一応、木の長さを測り、脚立の長さと自分の身長を考慮して購入したのだが、実際に使ってみると少し短かった。庭で伸び切った木は全部で三本。それを切るためだけに脚立を購入するのだ。どう考えても自分にはそれ以外に使い道がない。サイズがもうワンランク上の物もあったのだか、ワンランク上になると値段がかなり上がる。結果、高さが

          ゴミの城〜019~着実に庭の木も成長している

          川に浮かぶ木と川から流れてきたもの

          久しぶりに家の近くを歩き、大きな橋を渡る途中で橋の下に流れている川を覗いてみた。川を覗き込んでもそこに魚は見えないし、なんとも味気ない大きな川が広がっているだけであった。それでもしばらく川面を見つめていると、ゆっくりと昔の記憶が流れてきた。 母親の出身は東京の深川、木場という所だ。五人兄妹の長女で兄が三人と妹が一人。 母は父と結婚して隣の県に引っ越してからも、お正月になると必ず僕たち兄弟を連れて家族そろって深川の母の実家へと出かけた。 毎年一月二日になると深川で母親の兄

          川に浮かぶ木と川から流れてきたもの