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調査趣味誌『深夜の調べ』第2号に寄稿しました。
『深夜の調べ』主催のKamikawa様よりお声がけいただき、同誌第2号に「丸山眞男の読書空間と文学」というタイトルで寄稿させていただきました。2月下旬発売予定です。
私の記事は、以下の記事(もう3年も前になりますね…)で書いた、丸山眞男の幼少期からの思想の辿り直しをしたいという希望から始まっているものです。
Kamikawaさんもこの記事に目を止めてくださったようで、丸山眞男または近代日本史に関する記事を書いてもらえないかとの依頼をいただきました。その後丸山の読み直しも徐々に着手していきたいと思ってはいたものの、なかなか進んでいない状況があったので、これはちょうどいい機会だと思いました。そして、その手始めとして、東京女子大学丸山眞男文庫のデジタルアーカイブを概観し、自分なりに「調査趣味」という同誌のコンセプトに合うような形で、予備調査的に書き出してみたものが今回掲載の記事です。
『深夜の調べ』第2号は240ページの大ボリュームになるとのこと。これだけのページ数の冊子を一人で編集するのは並大抵の労力ではありません。貴重な誌面に記事掲載の機会を与えてくださったKamikawaさんに感謝申し上げます。私としては、自分の記事の至らなさを思って忸怩たる思いもないではないですが、他とは違った少し毛色の違う刺身のツマのようなものだと考えています。それはさておき、題目だけで熱意が伝わってくるような、他の執筆者の方々の調査趣味の迸りに圧倒されており、拝読するのを楽しみにしています。