「病は気から」 ストレスは万病の元
前回の記事で、講座登壇した時のエピソードを延べました。
無事に講座を終えた翌週の水曜日、朝起きると体の内部から何とも言えない違和感を感じ取ります。
それでも今日は平日。仕事があるので会社には出社するのですが、朝から続く嫌な感覚は消えるどころ拡大の一途……。
その違和感とは、ズバリ動悸!
どうも脈拍が乱れている感じなのですが、息切れといった体のしんどさは、今のところありません。
ひと通り仕事はこなしますが、何とも気味が悪いのです。
何気に己の体調を会社の同僚に話したところ、「動悸には市販薬の○心が効きますよ」との回答。(他にも養○酒をオススメされた)
ひとまず会社帰りに薬を買って服用しますが、夜になっても脈拍は相変わらず不安定のまま。それでも睡眠はしっかり取れたので、そこだけは一安心でした。
翌朝目が覚めてみると、体調は昨日より若干マシにはなってはいましたが、何とも言えない不安感は依然拭えず…。
そんなこんなで2、3日様子を見ていたところ、少しずつ体は安定してきます。とはいえ完調にはまだまだほど遠くて、微妙な感じ。
普段から登山やサウナ浴など心拍系を酷使する身としては、今後はどこまで無理をして良いのやら、凄くヤキモキする状態なのです。
結局、近所の循環器系内科に直行します。その結果「期外収縮」という名の診断が下されたのでした!
初めて聞く単語 「機外収縮」とは何ぞや?
これまでの生活内でも、時折不整脈は感じていたのですが、ここまで頻発したのは人生初。
循環器系の持病は元来持ち合わせていませんし、思い当たる要因といえば、先週行った講座でのプレッシャーぐらい···。
お医者さんにそのエピソードをお話ししたところ、結構納得されておりました。
やはりストレスは今回の病状にもリンクしやすいようです。
更に会話の中から「機外収縮」についての知識を、より深く吸収することもできました。
・一日だけで相当数の機外収縮(不整脈)が発生している人もいる。各自がそれを感じるか否かの差だけ
・自立神経の乱れ(ストレスや不規則生活)によって、機外収縮は発生しやすい
・危険性の低い種類の不整脈であるので、時間が経てば良くなっていく筈
お医者さんのお話しを聞いて、症状の原因もある程度ハッキリしましたし、特に命に別状がないということも判明して、ホッと胸を撫で下ろしたのでした。
「病は気から」とは 至極名言
ストレスは万病の元と言いますが、今回はそのことが身に染みて理解できました。
健康は何よりも貴い、「心技体」で最も大事なものは「心」だということです。
鎌倉時代の随筆家、兼好法師も著書「徒然草」でこのように述べています。
兼好法師は、この後の下りで「恥じらい恐れを抱く時に必ず汗をかくのは、心の仕業」という表現を使っておられます。
医学や心理学が確立されていない、太古の時代にこの哲学に達するのは、ただ凄いとしか言い様がありません。
この世は諸行無常で成り立っていますが、人の心の本質が今も昔も変わらないことについて、深い哲学を感じずにはいられないのでした。
ここまでご愛読ありがとうございました。
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