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心はいつも春のように暖かく穏やかでいたい

私は秋から冬にかけて、だいたい具合が悪くなる。
特に12月、1月はひどい。具合のいい日より、悪い日のほうが多いんじゃないかって思う。

落ち込みや悲しみのアップダウンを繰り返して、涙が止まらないまま寝込む夜もたくさんある。
自分のことを過剰に攻めては、世の中に失望して人間不信になっている。

もともとのネガティブな気質もあるけれど、自分では「冬季うつ」だと診断している。

自分」」は雪国に住んでいるのだけど、とにかく冬の天気が悪い。
寒さに加え、雷や強風の音で、夜眠れないときもある。

ある日の夜、気分が沈みすぎて涙が止まらなくて。
日記帳に今思っていることを書きなぐっていた。

一年前の同じ時期の日記帳にも同じようなことが書いてあった。

「あ…私いつもこの時期こうなんだ…」と少し冷静になれた気がする。

寒いとネガティブな回路に自ら、迷い込んでしまうみたいだ。
それを自覚できただけでも良しとしよう。

そんな、よく眠れなかった夜でも朝は普通に来るわけで。
「本当に具合悪くなったら早退しよう」と自分に言い訳をしながら、なんとか出勤をする。

その日は雪がたくさん降った日だったのだが、帰り道に、すれ違った人がぽつりと言っていた。

出勤しているだけで、えらいよねえ

正直、本当にそうだと思う。「いやいや、会社員なんだから当たり前でしょ」っていう人もいるかもしれなけれど結構すごいことだと自分も周りも褒めてほしい。

みんな寒いなか、布団から起きるのも出勤も大変だっただろうに、電車も動いていて、コンビニもちゃんと営業していてる。

誰かが先に歩いてくれたからか、会社までの道も雪が踏まれていて歩きやすくなっている。

誰かがいつも通りに働いてくれることで、私のいつも通りの生活が遅れているんだなあと、ぼんやりと考えた。

いつも通り出勤した自分を褒めて、ほかの誰かに感謝をすることで、少しだけ気持ちが穏やかになれる気がしてきた。

外の天気は相変わらず悪くて、荒れ狂っているけれど。
私の心は意識して暖かい穏やかさを保っていきたいな。