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「イーロン・マスク~未来を創る男~」⑤太陽エネルギーのビジネスチャンス

トモーロです。

今回で「イーロン・マスク~未来を創る男~」の解説、最後になります。これまで、宇宙業界、電気自動車業界とイノベーションを起こしてきました。

どちらか一つに絞って事業を起こすだけでも相当大変なのに、マスクの世界をよりよいものにしたいという熱意でビジネスチャンスがあると分かるとどんどん行動を起こしていく姿勢はものすごいですよね。

前回の記事をまだ見ていないという人は下のリンクからどうぞ。

今回は、マスクが興味を持った事業の太陽光発電分野の説明をしていこうと思います。

それではいきましょう!


【消費者の手に届きやすく】

マスクは、3つ目の分野太陽光発電の分野についても調べていた。そこで色々調べているうちに、値上げ続きの電気料金の救いになるのがソーラーパネルなのではないかと考えた。

しかし、2002年ごろのソーラーパネルは高価なものでお金のある大企業、や組織で設置するということが一般的で一般の消費者のもとに取り付けるという例はなかなか見られない例であった。

そこで、マスクは縦兄弟のライブ兄弟の兄リンドン・ライブにこの話を持ち掛けると、リンドンもその話に共感し、2006年ソーラーシティを立ち上げます。当然マスクが会長兼筆頭株主になりました。

課題は、ソーラーパネルを消費者の手に届きやすくすること。そのためにまずソフトの開発を行いました。内容は、顧客の家庭の電気料金、自宅の位置、日照条件を分析し、ソーラーパネルを取り付けることで割に合うかどうかを計算するというソフトでした。

コスト削減のために、パネルの設置は他者に業務委託するのではなく、社内で行うようにした。このビジネスモデルが駆け出しから上手くいき、ライバル各社も次々と真似をし始めたのです。


【テスラとの連携】

どんどん事業が進んでいくと、2014年6月ソーラーシティは太陽電池メーカー「シレボ」を2億ドルで買収。注目したのが、シレボの開発するパネルでした。

一般的な、パネルの電気変換効率が14.5%だったのに対し、シレボのパネルは、18.5%だったのです。顧客がどんどん増え、安定供給と低価格化が課題のソーラーシティにとっては喉から手が出るほど欲しかった技術でした。

それらの技術と自社で開発するソフトにも電力網に相当するソーラーシステムネットワークを構築し、ソフトで制御・管理ができるようにしたのです。

マスクは採取的にテスラと結び付けて一体的な世界を作ろうと考えていました。テスラでバッテリーパックを製造し、ソーラーシティが顧客に売り、パネルを使ってテスラに充電スタンドを供給、テスラ車のオーナーは無料で燃料を供給できるという仕組みの実現を考えました。


【世界を変え続けるマスク】

これまで宇宙、電気自動車、太陽光エネルギーの分野と様々な業界で活躍し、今でも世界を変えるために日々行動しているマスク。今では、スペースX、テスラ、ソーラーシティの3社が一体となって大きな力を持っています。

テスラは今後水陸両用車まで検討しているし、スペースXは人類を火星に移住させようとしています。

これだけ成功を納めていてもマスクが依然としてすべてを失う覚悟で事業に取り組んでいるということにただの金もうけのためじゃないということが分かると思います。

その証拠に、「もっと資金力のある自動車メーカーがなぜ電気自動車にお金を使わないのか」と語っています。リチウムイオン電池の供給が逼迫している中、この問題に本気で取り組もうとしているのはテスラぐらいだろう。

また、マスクは「人間んは自らあれもできない、これもできないを可能性を自分自身で狭めている。そんな自ら追い込んでいる人たちを是正したい」とも語っています。

できる、できないに捉われることのないマスクは今後どのようなビジネスを展開していくのでしょうか。とても楽しみです。

この本の最後にマスクはとても面白い発言をしています。「火星で死にたいね。火星に行って戻ってきて、70歳くらいになって再び火星に行ってあっちで暮らしたい。」

では、また!


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