フルマラソン挑戦のすすめと「カフェイン作戦」
フルマラソン大会との出会い
50歳を目前にして初めてフルマラソン大会に出ました。
それから年に1回決まった大会に、7年だったかな連続で出ました。
昨年は膝をケガしていて欠場し、予想以上に完治まで時間を費やしたこともあって今年も見送ることにしました。
来年はまた復帰したいと思っています。
はっきり言って、マラソン好きというわけではありません。
友人の誘いに乗って軽いノリでエントリーしたのが最初。なんとか完走したので、「年末のマラソンに向けて、夏過ぎから体調に気を付ける」というサイクルがとても良い気がして、という感じでやってきました。
毎回目標は「完走」
遊びのサッカーが楽しい程度のスポーツ好きではあるので、普段から体は動かしていますが、マラソン大会に向けて意識してジョギング?ランニングに取り組むのは毎年9月後半ぐらいからです。
”練習”では未だ20キロランをやったこともありません。
1か月ぐらい前に、10~15キロぐらいを2、3回やれれば「準備OK」って感じです。
毎年目標は完走。
といっても40キロを走り続ける、ということではないです。
上り坂は歩くし。完走というのは、僕がエントリーする大会で設定された6時間以内にゴールする、ということです。
いつも5時間台。
それで十分満足です。
フルマラソンをおすすめします
まったく体を動かすことのない人におすすめできませんが、たまにジョギングをしているとか、何らかのスポーツを趣味にしているような40歳代後半の方には、ぜひ一度体験してみたらいいとおすすめしたいです。
完走できないかもしれない。
でも、同じゴールを目指す大勢の人たちの中で数時間も走り続ける、という非日常。
これは他では味わえない感覚があるんです。
いろいろある「試し」
当日に向かう調整方法はもちろんですが、どうやって完走するかを考えて試すことも醍醐味です。
給水のところでスポーツドリンクを飲んだほうがいいのか水にしておいたほうがいいのか。
上り坂はあえて歩いて脚を守ったほうが、後半まで持つかな。
ここで挙げきれないほど、考えるんです。
もちろん3時間台、4時間ぐらいで走りきるような人たちは違う世界の話。
僕がここに書いているのは5時間台とか、完走目的の中高年向けの話ですから。
これまでで一番効いた「カフェイン作戦」
実はこの原稿を書こうと思ったは、冬が近づいて町でランナーを多く見かけるようになったことと、例年出ていたマラソン大会が今週末となって、「カフェイン作戦」について思い出したからでした。
3年前のマラソン大会で奏功したのは、コーヒー好きの僕だったからマッチした作戦でした。
完走目標レベルのランナーは皆納得すると思うのですが、息が上がるなんてことはないんです。肺活量なんか関係ないです。
だって1キロ7分とかのペースなんだから息が上がるほどのペースでは走らない。
後半苦しくなるのは、なんたってまず脚が前に出なくなるということ、これはもう練習量というか、脚が出来ていないのだからしょうがない。
でも、苦しい時間帯に、よし頑張るぞという気力と体力が復活する体験を味わったのが「カフェイン作戦」でした。
毎朝飲むコーヒーを、1週間前からカフェイン抜きコーヒーで我慢。これが結構きつかったのですが…。
そしてスポーツショップで買った「カフェイン入りゼリー」を後半30キロ過ぎてから飲んだら、あきらかにやる気が復活したのでした。
ビタミン系のものもいくつかポケットに入れて走るのですが、カフェイン効果はテキメンでした。
いろいろおもしろいマラソン挑戦。デメリットも
「完走」のためにいろいろ工夫するのも面白さ。
僕の一押しはカフェインですが、ひとそれぞれあるのでしょう。
当然練習方法も千差万別。ノウハウ本通りやっている人のほうが少ないのではないでしょうか。
それでいいんです!
ただ、デメリットはある。
僕はサッカーが好きで、シニアチームに入っているのですが、サッカーとマラソンの練習が共存できない、ということなんです。
秋深まり、マラソンに向けて取り組むならサッカーは少し控えなければならない。だって筋肉の使い方がぜんぜん違うんです。
ジョギングは、筋肉をゆっくりと長く使う。痛めないように筋肉と会話するように。
そういう気づかいを優先する時期にサッカーの試合などしたらヤバい。
まあ、人それぞれだと思うのですが。
それもこれも健康が前提。
自分に合ったレベルとやり方をみつけるしかない。
家族に迷惑をかけないためにもね。