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「絶対に挫折しない日本史 」(古市 憲寿)を読んで、思ったこと
「これは歴史の本とは言えない」と批判する人が一定程度いるかもしれない。その人たちは学校の歴史の授業が嫌いではなかった人たちだと思う。
僕は面白く読んだ。
学生時代、歴史の授業にまったく興味を持てなかった。
まず年号を憶えさせられるのが苦痛だったし、理数系のような解答を導く過程の面白みがあるとか、社会のことを知る、語学力を得るなど他の教科ではイメージできた「何のために?」も分からず、ただ眠い授業だった。
司馬遼太郎などの、小説が「歴史」へのハードルを下げてくれたけど、「好き」に至ったのは40代以降。
先日亡くなった半藤一利さんの近代史ものや、海外旅行で身近になった世界史。そして「歴史」への興味をジャンプさせてくれたのが出口治明さんの本の数々だった。
出口さんの語りは、日本史、世界史と括らずに時間という縦軸と地球規模でのエリア、横軸の関係で事象を捉えていく視点。いつもワクワクさせてくれる。
「絶対に挫折しない日本史 」もそうだけど、まず大掴みに流れを知る、というのが興味の入り口にはいいのだと思う。
人類起源から現代、現在までの流れを踏まえて、関心のあるテーマに着目していくのがいい。
年号や出来事、人物にスポットライトを当て過ぎることで「歴史」は身近ではなくなるし、想像力が働き難くなる。
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