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適応障害に至るまで。心身のサインを振り返ってみた。

私はいま休職中である。
最近は、自身を振り返ることが段々とできてきた。
今後の参考に、休職に至るまでの心身のサインを振り返ってみたい。



体調に現れる→放置して慢性化

モンスター上司を10年以上受け入れて育ててきた現職場に、転職直後からインした私は、早々に胃痛を感じるようになっていた。ぐぐっと鳩尾が押し込まれる痛み。

しかし私はこの身体が発したアラームを半年以上無視し続けた。
耐えれる痛みだったからだ。
それに、社会人たるもの胃の痛みはだいたいみんな抱えているものと、
勝手に解釈していた。

また、身体のアラームを無視し続けると、今度は睡眠に影響が出た。

具体的には、夜中に目が醒めてそこから眠れなくなった(中途覚醒)。
くわえて、毎晩、変な夢をみ続けた。
一番よく見る夢は、「画鋲だらけの会社を素足で逃げ回る夢」であった。

こうした身体の警告を発したまま、ストレスフルな環境で仕事をしつつ
ストレスを抱えた同僚のカウンセルを行い
並行してモンスターに戦いを挑み続けていた。が、完全敗北!

結果、私たちは「いかにしてモンスター上司と距離をとるか」という方針に転換した。


距離をとるために専門性を変える→決定打!

同僚は、休職または配置換えをして距離をとっていた。

だが、私はあえてモンスターのテリトリー内にとどまる選択をした。
その代わり、新しい専門性の仕事にチェンジする→距離をとる、という作戦にでた。

理由はせっかく転職して来たのに、十分にスキルを身につけることなく
そこの職場の仕事から離れるのは許しがたかったからだ。

しかしこれが間違いだった。決定打となった。
その理由を2点あげたい。

同じテリトリー内にとどまったこと
→結果: 居室やエレベーター内で鉢合わせたらどうしよう、ガクブル、
と新たなストレスを生み出してしまった。

かかりつけの心療内科の医師からは、
「テリトリー内にいる時点で物理的に距離をあけれてないよ」と、
至極真っ当なことを指摘された。

ストレス源から距離を取るのは重要だが、物理的にきちんと取らないと意味がない
ということを学んだ。

専門性をチェンジしたこと
→結果: すでにストレス耐性限界の私にとって、引き金となった。

そもそも専門性を変えるという事は知識・経験値ゼロからスタートすることだ。
このストレスに、当時のHP0の私は耐えれなかったのである。

また、新しい専門性の仕事自体が、HSS/HSPの私には合わなかった、というのもある。これはチャレンジしてみないと分からなかった事なので、仕方ない。


そして限界に達した私は、会社に入るのに抵抗を覚えるようになった。
1ヶ月近く粘って働いたが、いよいよ食欲も落ちて来たので、休職を選択した。
そして今に至る。


学んだ事: メンタル不調に気づく時は限界の時

なんとなくストレスが貯まると「だんだんしんどくなるんだろう」という理解をしていた。しかし、現実は「気づいたら突然すべてが不調になる」であった。

私の場合は心身の不調に耳を向けない結果、身体にサインが出ていたが、
それすら無視していた。そして限界まで走ってしまった。

セリエのストレス学説  (出典:https://holistic-com.co.jp)


ここまで書いたことは今後の教訓にしたいと思っている。
しかし休職に至った根本原因は、あくまでモンスター上司であり
それを許容する会社の方であることを、忘れてはならない。

自身のストレスに気付けたとしても
結局は遅かれ早かれ同じように休職していたのではないかと思う。
それなりに期待と希望を抱いて転職して来た身としては、それを裏切れらたことが一番しんどかったのだ。

ていうか、そもそもモンスターがいるなら転職の募集要項にそう書いといてほしいものだ (部長にそう言ったら、本当にごめんね、てへぺろという反応をされた。ムカつくが憎めない部長である)


休職せざるを得なかった人たちは限界まで走ったのだ。
教訓にはしても反省して自身を責めることはしなくて良いと思う。
まずは頑張った自分を褒めてあげようと思う


おわり


▼休職=キャリアブレイクと前向きに捉えることができたキッカケ


▼今の悩みについてはコチラ   *2025/1/16追記

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