
淡々と、粛々と、黙々と—「ゆるストイック」に学ぶAI時代の自分らしい生き方
こんにちは。
ニューロテック×エンタメのスタートアップ VIE, Inc.の楠富(@tomokusutomi)です。
普段はウェアラブル脳波計を開発したり、ニューロミュージックを制作、展開したり、ニューロテックを活用した新規事業を開発したりしています。
テクノロジーの進化が加速する現代において、僕たちはどのように自分らしく生きていけばいいのでしょうか? 常に最新トレンドを追いかけ疲弊するのか、それとも変化から目を背けるのか——。
そんな悩みを抱える方に、今回は1冊の本をご紹介したいと思います。佐藤航陽さんによる「ゆるストイック」。この本との出会いが、僕自身の働き方や生き方に新たな視点をもたらしてくれました。AI時代を生きるヒントが詰まったこの本について、僕の考えを交えながらお伝えしていきます。
「ゆるストイック」とは何か
佐藤航陽さんは起業家として知られていますが、本書では「淡々と」「粛々と」「黙々と」自分のやりたいことを続ける姿勢を「ゆるストイック」と名付けています。この考え方は、過度に頑張りすぎることなく、かつ脱成長や何もしない状態とも異なる、中庸のライフスタイルを提案しています。
具体的には、競争に振り回されず、自分にとって大切なことを見極めながら、着実に積み上げていく生き方を推奨しています。これは現代社会における働き方や生き方について、新しい視点を提供するものです。
AI時代における「ゆるストイック」の重要性
個人的にも、日々変化が激しいAI時代において、ご機嫌に淡々と自分がやりたいことに向き合うことの重要性をすごく感じています。テクノロジーの進化によって社会構造が急速に変化する中で、自分のペースを保ちながら前進することが一層求められるようになってきました。
この本の内容に強く共感し、僕自身も日々の生活の中で実践していきたいと思っています。「競争」ではなく「没頭」することで、本当の意味での充実感を得られるという視点は、現代社会で見失いがちな大切な価値観だと感じます。
本書の核心的な内容
本書では、「運・努力・才能」を学び直すことで、生活スタイルを見直し、次の世代に適した生き方を模索する方法が語られています。
例えば、成功を努力と運の掛け算と捉え、試行回数を増やすことで運をある程度コントロール可能とする考え方は、非常に実践的です。また、感情や経済の変化に着目しつつ、自分と環境が共同で作り上げる「自分」という視点も新鮮です。
さらに、2極化する社会の中で共感性を保ちつつ、異なる視点から物事を理解することの重要性も強調されています。これは、多様な価値観が交錯する現代において特に大切なスキルだと思います。
読後の感想
前半は働き方に関する共感しやすい話題から始まり、中盤以降は佐藤さん独自の切り口で深い洞察が展開され、読み進めるほど面白さが増す構成でした。
悩みやモヤモヤを解消するヒントが得られると感じる人も多く、「意識高い系」でもなく、「頑張らなくていい系」でもない、新たなバランスを求める人に、特に響く内容になっています。
まとめ
「ゆるストイック」は、現代の複雑な世界に適応しながら、自分らしいペースで進みたいと考える人にとって、大きな指針となる一冊です。特にAI時代において、自分の軸を持ちながら、しなやかに前進する生き方のヒントが詰まっています。
佐藤さんの提案する「ゆるストイック」な姿勢は、僕自身の仕事や生活にも大きな影響を与えています。変化の激しい時代だからこそ、本質的な価値観に基づいて、自分のペースを守りながら進むことの意義を再確認させてくれる本書を、ぜひ皆さんにも手に取っていただきたいと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
