「すぐやる」につながるアドバイス(体調について)
「すぐやる力」につながる実践的アドバイス
<体調について>
スランプから脱出する 効果的な方法
なにをやってもうまくいかない。
自分でも「スランプだ」と感じる時期があります。
スランプとは、より高いレベルに向かうための準備段階であり、
壁にぶち当たっている状態。
そういう時はどうがんばっても結果は出ません。
悪あがきをせず、
今は力をためる時期なのだからと割り切って、
ルーチンワークに徹してください。
また、自分なりに、スランプを脱する時期を決めておくことも大切です。
たとえば、今週・来週は最低限のノルマはクリアして、
2週間後には調子を戻すんだというふうに。
やるべきことをやって、そういう目標を設定しておけば、
潜在意識が目標達成のために動き出して、
本来の能力を発揮できるように作用します。
計画通りに行かない場合でもあせらず、
下方修正しながら、だんだん調子を上げていけばいいのです。
ただし、常に自分のコンディションと向き合い続けている
スポーツ選手と違って、一般のビジネスパーソンの場合は、
単なる「うつリズム」のことも多いです。
「うつリズム」とは、多忙やストレス、睡眠不足などで
自分のリズムを崩してしまっている状態です。
スランプは突然やってきますが、うつリズムは必ず、
思い当たるフシがあるはずです。
うつリズムの場合は、まず休養してください。
スランプの時にあせりは禁物。
自分のリズムを守って次の目標に照準を定めましょう。
自分の不調がどちらかに当たるのかを見極めて、
適切な対応をしてください。
≪ポイント≫
①「うつリズム」なのか、本当の「スランプ」なのかを見極める。
②スランプ脱出の時期を決め、それまではルーチンワークに徹しよう。
(体調について)
大事な仕事があるのに、バイオリズムが下降気味
疲れているのに、
大切な仕事をやらなければいけない状況はつらいものです。
万全の体調で臨みたいけど、
スケジュールの都合やほかの仕事のかねあいで、
延期したり、だれかに任せられないケースも残念ながらあると思います。
そういう場合は、目標を思い切って下方修正しましょう。
本来は9割以上を目指したいけれど、6割5分ぐらいなら、
とりあえず減点にならないという目標を決めておく。
そこに照準をあわせて調整していくのです。
目標を設定したら、まずは休んでください。
コンディションが悪いのだから、体調を少しでも整えて、
エネルギーをためることが一番重要。
もちろん、期限から逆算して、どれぐらい休めるか、
しっかり計算したうえで、短期間でも休養を取りましょう。
無理にがんばろうとするのは、逆効果です。
定時に帰る、睡眠をしっかり取るなど、休養から始めてください。
上司や同僚から、文句を言われることがあるかもしれません。
そんな時も軽く聞き流しながら、あくまでも自分のリズムを守る。
振り回されないためにも、
社内の反応を事前にイメージしておくといいでしょう。
周囲の声を気にし始めると、
「評価が下がる」「悪口を言われているのでは」とびくびくしてしまい、
体感イメージで不安を感じていきます。
増幅した不安に結局、つぶされてしまう。
ただでさえ不調なのに、
自分がつくりあげた不安に負けて自滅してしまうのです。
大きな仕事ほど、自分のリズムで戦わないと実績がつくれません。
リズムを崩さないように、相手が横やりを入れてきても、
動じない自分をイメージしておきましょう。
リズムさえ戻れば、上方修正が確実にできます。
実績がついてくれば、
「あいつは、休んでも修正して結果を出すヤツだ」と周囲も納得して、
あなたのやり方を認めてくれるので、
次第にやりやすい環境になっていくはずです。
≪ポイント≫
①ジタバタせずに、まずは休んでエネルギーをためる。
②クリアすべき最低限の目標を決め、達成をめざそう。
(体調について)
気が散って集中できない時の対処法
仕事に没頭したいのに、周囲が気になる。
締め切りが迫っているにもかかわらず、
急ぎではない雑用のほうを片づけてしまう。
「すぐやる」どころか、
ずるずると「すぐやれない」状況に陥ることがあります。
人間は、身体、意識、潜在意識の3つの要素で構成されています。
この3つがきちんとつながって、
文字通り「中」に「集」まった状態が集中です。
ところが、気が散る時は、やりたくない、おもしろくない
という気持ちがあるから、潜在意識は他の目標を探している。
「集中しなければ」という思いが空回りしているんです。
つまり、意識と潜在意識がうまくつながっていなくて、
ねじれ現象を起こしている状態と言えるでしょう。
これが「気が散る」ということです。
それでは、どうするか。
ねじれ現象を解消して、本来の関係に戻せばいいのです。
「集中のトレーニング」
・手のひらの中央をペン先や指先などで、
ちょっと痛いかなという程度につつく
・チクッとした感触が覚えられるように、何回か繰り返す
・今度は実際にはつつかずに、手のひらの感覚だけを思い出してみる
つついた直後なら、手のひらにチクッとした感覚が
ちゃんとよみがえってきます。
これを数日間、繰り返してみてください。
1日に何回かやっても結構です。
実際につついている時は、
身体~意識~潜在意識が同じ感覚でつながれています。
つまり、手のひらにちゃんと「集中」できている状態です。
この感覚を再現することで、
意識と潜在意識のねじれ現象を解消するのです。
直接コントロールできない潜在意識を、
身体を介して修正していく方法です。
しかし、最初は鮮明に再現できても、
時間が経つと感覚が鈍くなってくるかもしれません。
そうしたら、また実際に手のひらをつつけばいいのです。
「チクッとする感覚→イメージの再現」を
繰り返すことで、集中力を強化できます。
いつでもどこでも気軽にできますから、
眠くなりそうな会議中、ここ一番の商談、プレゼンまで使える
実践的なトレーニングとして、ぜひ習慣にしてください。
また、感覚の再現が鈍い時は調子がよくありません。
続けていけば、自分のコンディションを知るバロメーターにもなります。
≪ポイント≫
①日頃から「集中のトレーニング」を心がける
②身体の感覚から、自分のコンディションを把握することも大切。
~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?