黒澤 友貴

マーケティングトレース主宰/ブランディングテクノロジー(株)CMO/書いた本:マーケティング思考力トレーニング(フォレスト出版) /趣味:北欧フィールドワーク🇩🇰

黒澤 友貴

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マーケティングトレースのnoteメンバーシップコミュニティです。 マーケティング思考を深めたい、少し違う角度からマーケティングやブランドを捉え直したい、などと考えている方向けのコミュニティです。 ■メンバーシッププランの内容 1. マーケティング思考力トレーニングnote(月額800円)の過去記事を全て読むことができます。 2. マーケティングやブランディングのプロジェクトの裏側や、プロジェクトでの学びを発信 3. イベントや他メディアへの寄稿記事などの裏話共有 基本は週1回のペース(カジュアル共有はもう少し頻度高く)でマーケティングやブランディングの可能性を探り、実践で活かすヒントを共有していきます。

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    マーケティングやブランディングの可能性を考える記事を月4~6本、週1回ペースで発信します。 [発信していく内容] ①面白いブランドのマーケティングトレース ②マーケティングやブランディングに関するニュースの深掘り ③マーケティングやブランディングの実践におけるヒント ④企画しているプロジェクトの裏側 [マガジンとメンバーシッププランの違い] ■マガジン ・月800円 ・登録日以降の有料note閲覧可能 ■メンバーシッププラン ・月1,500円 ・全有料note記事が閲覧可能 ・Slackでメンバーシップ登録者同士のコミュニケーション可能 ・限定イベントに参加可能 過去記事を全て読みたい+イベント参加などコミュニティ内での交流を希望される方はメンバーシッププランに入っていただくことがお勧めです。 https://note.com/tomokikurosawa/membership

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    #マーケティングのタグがついた記事を中心に、マーケティングに関する理論や実践についての記事をまとめていきます。

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    マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン

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    マーケティングトレースに関する記事をまとめたマガジンです。マーケティング思考力を磨くためのヒントとなるnote記事を集めて発信していきます。Facebookグループではイベント情報や、関連情報を共有しております。 https://www.facebook.com/groups/170199097028005/

最近の記事

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マーケティングにシステム思考の考え方を持ち込む実験

態度変容モデル、ナーチャリング、刈り取り… 全ての言葉が、あまり好きではない。 なぜ顧客を"都合良く"動かす発想になってしまうのだろう? この問いに答えるために、最近はシステム思考を学んでいます。 マーケティングをフローではなくシステムで考える可能性を探っていることを今月のnoteでも書きました。 さらに試行錯誤をする中で見えてきたことがあるので、皆さんと共有ができればと思います。 最初に:システム思考とは?最初に言葉の認識合わせをさせてください。 システム思考や

    • そのデザインは本当に必要なのか?ヨーロッパで感じたデザインへの向き合い方の変化

      ドイツ、デンマーク、スウェーデンと、ヨーロッパを回る中で、デザインに対する捉え方が変わってきていることを強く感じました。 ヨーロッパは、中国・アメリカ型の企業方針や考え方に対して、「本当にそれで良いのか?」「未来にとって良いデザインなのか?」を牽制する動きが強くなっていると感じました。 具体的に聞いてきた話と学びをまとめていきます。 倫理的な問題に対して向き合うフレームワークデンマークでは、AIやデジタルの体験設計には、倫理的な観点で考えることが大切にされているとのこと

      • コペンハーゲンの観光戦略から日本の地域が学べること

        半年に1回ペースで訪れていて、今回で4回目のデンマーク訪問。 今回の視察では、コペンハーゲンの都市開発・地域ブランディングに関わっている方々と意見交換をすることができました。 話を聞かせてもらったのは、建築家たちが都市ツアーを企画するScaledenmarkの代表、Bo Christiansenさん。 観光都市として評価が高いコペンハーゲン世界的に有名な旅行ガイドブックLonely Planetの調査では、2019年の訪問すべき都市ランキングで、コペンハーゲンが1位を獲

        • マーケターにとって人的資本は必須領域ではないか?

          マーケティングの難しさは、戦略を考えることよりも組織をつくったり、動かしたりすることにあるな… と改めて感じる機会が増えてきました。 組織を動かす=リソース獲得のためになっていないか? 組織を動かす=予算獲得や実行リソース調達のための合意形成する。 このような考え方が多いように感じています。 最近は、この考え方ではうまくいかず、「本質的に組織を強くするとは何か?」を考える必要があると考えるに至りました。 ヒントとなる人的資本 最近、聞く機会が増えてきた「人的資本」

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          chocoZAPの新市場を創るマーケティング戦略からの学び

          RIZAPグループの決算説明資料を読んでいたら、コンビニジムのカテゴリーをつくり出している「chocoZAP」がものすごい成長していることを知りました。 会員数は55万人(2023年5月15日時点)。「年商200億円規模」(5月の決算説明会より)を稼ぎ出すビジネスに急成長していました。 年内には、エニタイムフィットネスやカーブスなどの先行プレイヤーを追い抜き予測も出ています。 急拡大する事業の裏側にあるマーケティング戦略のポイントを整理してみると学びが多かったです…

          chocoZAPの新市場を創るマーケティング戦略からの学び

          大切な企画アイデアを「反対勢力」に潰されないために

          なんで、自分がめちゃくちゃ面白いと感じた企画・アイデアが組織につぶされないといけないのか… この悩みはアイデアや企画を考えるのが好きな人であれば、一度は感じたことがあるのではないでしょうか? 受け入れてもらえずに悔しい… そして、悔しさを感じて次にとる行動が、 ・もっとアイデアを面白くしよう ・もっと面白さを伝える工夫をしよう だと思います… しかし、この発想の根底が間違っていることを気づかせてくれる本に出会いました。 「変化を嫌う人」を動かすこの本の内容を簡単にま

          大切な企画アイデアを「反対勢力」に潰されないために

          戦略を、実行できる組織、できない組織。

          マーケティングの一番の難しさは、組織を動かすこと。 戦略を描くことより、戦略を浸透させることが難しい。 成長している組織は、社内マーケティング(インターナルマーケティングと呼ばれるもの)が上手だと感じています。 その典型例がメルカリです。 戦略が実行できる組織とできない組織の違いは何なのか… ということを考えている中で、ドンピシャな書籍を発見しました。 (タイトルがそのまま!) この書籍の中で、実行力を高めるためには4つの規律をつくることが推奨されています。 図解

          戦略を、実行できる組織、できない組織。

          個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

          最近、組織の中で「個人SNS活用」を推奨する動きが当たり前になってきていますね。 環境が変わっているので、当たり前と言えば当たり前の変化ですよね。 個人SNS運用は、リスクではなく「必要だからやるべきこと」に変わってきています。 よくいただく質問このようなご質問頂く機会も増えてきたので、個人におけるSNS運用ポイントをまとめました。 個人SNS運用で成果を出すために「発信の量」と「発信の質」の2つをコントロールするをテーマに解説していきます。 1. 何よりも「量」が

          個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

        記事

          匿名 vs 実名、どちらへのユーザーインタビューが顧客の解像度を高められるのか?

          今日は、ユーザーインタビューの「誰に話を聞くと顧客の解像度を高めることができるのか」をテーマに書いていきます。 セルフ型オンラインインタビューツールで便利になりましたよねUniiリサーチのようなセルフ型オンラインインタビューツールが出てきたことによって、マーケティング業界に定性リサーチ・ユーザーインタビューを行う習慣が根付いてきたと感じています。 いつもお世話になっています。 例えば、対象セグメントに5名ほどインタビューして、リアルな顧客の声を拾って…といったことは行い

          匿名 vs 実名、どちらへのユーザーインタビューが顧客の解像度を高められるのか?

          ユーザーインタビュー後に「発言の裏側」をまとめる方法

          ユーザーインタビュー実施後は、どのようにアウトプットをまとめてますか? ・発言を文字起こしして、発見をコメントする ・発言をもとにカスタマージャーニーマップ形式で整理 など、それぞれの型があると思います。 最近は、AIで文字起こしをすれば、簡単に議事録はつくれるようになっており、「情報を整理するコスト」は下がってきていると感じています。 自分は、昨年からNottaで文字起こし→Notionにエクスポートして管理するようにしています。 AIで文字起こしをして、さらに…

          ユーザーインタビュー後に「発言の裏側」をまとめる方法

          マーケティングが機能する組織はどうなっているのか?マーケティングのインナー・アウター統合評価モデルをつくってみた

          最近、マーケティングが機能する組織と機能しない組織の違いについてを考えていて、この図の考えに辿り着きました。 ポイントは、 1. Inner:組織の内部が健全に顧客と向き合える状態になっているか? 2. Outer:自分たちの価値を評価する指標を持てているか? この2つです。 マーケティングのインナー・アウター統合評価モデルの内容を文章でも書き出します。

          マーケティングが機能する組織はどうなっているのか?マーケティングのインナー・アウター統合評価モデルをつくってみた

          どのように実務書を読むと、本当に実務で使えるのか?

          こちらのツイートに多くの反響をいただきました。 こちらは、そのNotionリンクです。 何か参考にしていただけていたら嬉しいなと思っていますが、一方で本の情報よりも、どのように本を読むかが重要だろうなと感じている部分もあり… 実務書の活かし方をテーマに簡単にメモを共有します。 本を1人で読んでも実務では活かしにくいのでは?ビジネス実務書は、理解しても組織の共通言語になっていなければ実践しにくいのだと思っています。 1. 個人で理解していること 2. 組織やプロジェクト

          どのように実務書を読むと、本当に実務で使えるのか?

          インタビュー情報だけで顧客を理解したつもりになってはいけない~人類学的思考とマーケティングリサーチ~

          文化人類学や人文知の視点をビジネスに活かそうとする動きが広がっています。 象徴的なリリースとして、COTEN社がサイバーエージェントと人文知分野における業務提携を行うリリースがありました。 私も大学時代に文化人類学を学んでいたこともあり、改めて人類学・人文知の考えの可能性について、考えたことを書いていきたいと思います。 断片情報でわかったつもりになることの危険性マーケティングリサーチをしている中で、最も気をつけたいことは、断片情報を見て「わかったつもり」になってしまうこ

          インタビュー情報だけで顧客を理解したつもりになってはいけない~人類学的思考とマーケティングリサーチ~

          マーケティングを江戸時代から学ぶ~三井越後屋の戦略をトレース~

          経営思想家のドラッカーは著書『マネジメント』の中で、東洋におけるマーケティングの始まりを17世紀半ばの三井高利だと書き、三井越後屋のマーケティングがアメリカの百貨店シアーズ・ローバックの基本方針より250年も先んじていたと評価をしていることは有名な話です。 現在使われているマーケティングの考え方は、米国から輸入された考えが大半ですが、改めて日本独自に生み出された考え方を事例を体系化していくことが大切だと考えています。 この記事では、ドラッカーも取り上げた三井越後屋をテーマ

          マーケティングを江戸時代から学ぶ~三井越後屋の戦略をトレース~

          ビジネスモデルと戦略と戦術の違いを定義できているか?

          最近感じている戦略を議論する場での課題について。 ビジネスモデルの見直し 戦略の見直し 戦術の見直し この3つが定義が曖昧なまま議論されてしまうことが多いということです。 さらに、経営全体の話なのか、特定事業の話なのか、マーケティングの話なのかの議論もあるため、曖昧なまま議論を進めると空中分解してしまいます。 組織の共通言語としても、変化をつくる上でどこに焦点を当てるかを考える上でも、「定義を明確にしておくこと」が大切だと考えています。 ということで、自分の頭の

          ビジネスモデルと戦略と戦術の違いを定義できているか?

          理想的なカスタマージャーニーの設計原則

          カスタマージャーニーマップの描き方に関して、新発見が多かった論文と出会いました。 理想的なカスタマージャーニーの設計原則 What You’re Getting Wrong About Customer Journeys They shouldn’t always be effortless or predictable. by Ahir Gopaldas and Anton Siebert 紹介されているカスタマージャーニーマップをマトリックスで4分類に分ける考え方は実

          理想的なカスタマージャーニーの設計原則

          マーケティング思考力が高い組織をつくるために、アイリスオーヤマから学べること

          一橋ビジネスレビューの2024年夏号を読んでいて、アイリスオーヤマが優れた戦略を表彰するポーター賞を受賞したことと併せてその戦略の裏側について説明された記事がありました。 読んでいて感じたのは、アイリスオーヤマの経営の仕組みには「マーケティング思考をもった組織」をつくるヒントが詰まっているということです。 そのことについてツイートしたのがこちら。 このnoteではアイリスオーヤマの組織の仕組みと、実務への応用方法について整理しながら書いていきます。 先に全体像を。 マ

          マーケティング思考力が高い組織をつくるために、アイリスオーヤマから学べること

          顧客ニーズを「点」で捉えない、「面」で捉えるために~マックス・ニーフ9つの普遍ニーズを学ぶ~

          この「ニーズ」という単語は、マーケティングの仕事をしていれば必ず登場するものです。 本日のnoteでは、当たり前に使っている「ニーズ」の捉え方を整理し、深く考え直すためのヒントをお伝えできたらと思います。 ニーズとは何か?絶対に聞いたことがあるであろう、セオドア・レビット博士の言葉「顧客が欲しいのはドリルではなく、穴である」があります。 つまり、製品の機能や特徴よりも、顧客のニーズや目的を理解することが重要であるというメッセージですね。 ニーズを具体で捉えるためのジョ

          顧客ニーズを「点」で捉えない、「面」で捉えるために~マックス・ニーフ9つの普遍ニーズを学ぶ~

          ライザップのマーケティングコンサルティング事業開始について考えたこと

          ライザップがマーケティングのコンサルティング事業を開始したとのニュースがありました。 このニュースの裏側がどうなっているのか、マーケティング業界に与える影響などについて考えたことを書いていきます。 なんといっても、chocoZAPの成長があっての動きだと思いますので、詳細を見ていきましょう。 chocoZAPの現状はどうなっている?chocoZAPは2022年9月に展開開始しており、2年が経過しようとしています。 2025年3月期の決算説明会資料を読み込むと、choco

          ライザップのマーケティングコンサルティング事業開始について考えたこと

          「決め打ち」でもなく、「出たとこ勝負」でもない戦略策定プロセスについて

          戦略策定のプロジェクトで、よく登場する質問がこの2つです。 答えを出しにくい問いであるため、 あーでもない、こーでもない…と時間を使ってしまいがちです。 最近の関わっているプロジェクトでも、上記の問いの答えを明確にもっておく必要性を感じることがありました。 本日は、自分も改めて思考整理をしてみた「戦略策定プロセス」をテーマに書いていきます。 前提は、意図的戦略と創発的戦略の2つ前提は、戦略の策定プロセスには、意図的・創発的の2つがあること、相互につながりあっていること

          「決め打ち」でもなく、「出たとこ勝負」でもない戦略策定プロセスについて