「ふと口ずさみたくなる日本の名詩」
音読しろ…って恥ずいよ。それ用に文字も大きいけど。
いくつか知ってる詩もあったから、掲載されてるのは多分、日本の名詩なのだろう。
与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」ってイイ詩だね。俺好み。啄木ちゃんの「われは知る、テロリストのかなしき心をー」も。
茨木のり子の「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」もグサッときた。新川和江の「わたしを束ねないで」も同じ。
吉野弘の「二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい…」は結婚式のスピーチに使ったらウケるかな?
中也のチョー有名な「汚れちまった悲しみ」は、彼の心の中には実に深い悲しみがあったことが、今更ながらわかるね。
井伏鱒二の「サヨナラダケガ人生ダ」もそうだし、心の内にある、深く暗くて、凍えるように寒い悲しみに少しでも触れることができた者のみが詩を書くことができるのかもしれない。昔の話ね。
一方で、悲しみや哲学もなく、ただ言葉の羅列、それによって作られた言語空間のみが、独特の味わいを出す場合もあるのも確かだ。
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