【古典洋画】「巴里祭」
フランスの巨匠ルネ・クレール監督の、初期の代表作、1933年の古典作品「巴里祭(Quatorze Juillet)」。Amazonプライムにて。
パリで行われる祭り?ってよくわからないけど、裏通りの、向かい合うアパートの一室に住む花売りの娘アンナと、タクシー運転手のジャンの恋愛の物語。
コメディ仕立てで、フランス映画らしく、お洒落で、叙情豊かに、2人の恋のすれ違いや誤解、至福の余韻を描いており、これぞ良い映画だなぁ、と微笑ましくなるような、映画らしい映画であった。
第二次大戦前の、古き良き時代(と言っていいのかわからないけど)のパリの下町情緒を描いたともいえる、文句なしに素敵な作品だと思う。
ヨーロッパ、フランスのパリって、当時は多分、日本人にとっては、憧れのオシャレな街だったんじゃないかな。男女の恋愛模様はそこにピッタリのテーマだろう。自然と感動を誘うルネ・クレール監督の職人芸だ。
「パリのあちこちの街角で
毎日太陽は照りつける
それぞれの運命の中で
恋の夢が花開かせる」
ひねくれた作品ばかりぢゃなく、たまには、こういう名作も観なきゃな。
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。