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世界一周バックパッカー旅

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3年半の世界放浪旅をした思い出を綴っています。
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2021年8月の記事一覧

[travel note #44]いきなり洗礼を受けるインド

[travel note #44]いきなり洗礼を受けるインド

チェンナイで初めて迎えたインドの朝は明るく清々しいといった印象だった。

ここに来る前は、インドと言えば汚い、臭い、大勢の人、なんてイメージがあったが、人はつくづく自分の想像で世界を作り上げてしまっているのだと実感した。

僕達は初日だけこの宿に泊まり、今日は自分たちで安宿を探すことにしていた。

部屋に荷物を置いて、セントラルの方へと出向くことにした。

インドで初めて捕まえるリキシャ。

交渉

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[travel note #43]チェンナイに降り立つ

[travel note #43]チェンナイに降り立つ

タイのバンコクからインドのチェンナイに飛行機で入った。

チェンナイに到着したのは夜の23時頃で、普通であったらこんな時間の飛行機を選ばない、もしくは空港泊をすべきだったが、この時はすでに宿を予約していたので空港から直接タクシーで向かうことにした。

こんな夜更けにも関わらず、道端には大勢のインド人が何をしているのかもわからなかったが、とにかくたくさんいた。

タクシー運転手は意外にもすんなりと宿

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[travel note #42]行かないと決めたインドに行く

[travel note #42]行かないと決めたインドに行く

僕は世界一周の旅を始めるとき、一つだけ固い決意で決めたことがあった。

それは、インドには行かないということ。

友達にそう話すと、「インドに行かなくて世界を旅したとは言えない」なんて言われたこともある。

しかし、行きたくないものは仕方ない。

僕は旅に出る前、潔癖症とまではいかないけど、かなり綺麗好きな部類に入る人間で、テーブルの上に直に置かれたお箸を使えない人間だった。

そんな人間だったの

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[travel note #41]カンボジアからタイへの移動が困難すぎた

[travel note #41]カンボジアからタイへの移動が困難すぎた

カンボジアのシェムリアップでやりたいことは全部やって、年末を前にタイのバンコクへと戻ることにした。

シェムリアップで仲良くなった旅友数人で一緒にバンコクまで帰ることに。

宿でバスのチケットを購入、出発当日もそれほど朝早くではなかったのでゆっくりと準備をして出発することができた。

シェムリアップを出発して順調に国境までやってきた。

ここまでは良かったのだが、カンボジアの出国の際、とんでもない

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[travel note #40]クリスマスと朝日のアンコールワット

[travel note #40]クリスマスと朝日のアンコールワット

旅をしている最中、ライフイベントをどこで過ごすかは特に決めてなくて、成り行きに任せていた。

旅に出て初めての誕生日はタイのバンコクだった。

そしてクリスマスはこのカンボジアで迎えることとなった。

カンボジアにクリスマスの文化があるのかよくわからなかったけど、タケオゲストハウスには日本人が大勢泊まっていたので、宿泊者と宿のオーナーと一緒に向かいにある大きなホテルの一階に出店していたケーキ屋さん

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[travel note #39]天空プリアヴィヒア

[travel note #39]天空プリアヴィヒア

アンコールワット周辺の遺跡群を見て回ったら、他に地雷博物館など少し遠方の郊外にまで足を運んで観光をした。

僕が旅した2012年は関係の悪かったタイとの国境情勢が安定化していて、今まで行くことのできなかったプリアヴィヒアという丘の上に立つ遺跡にも行けるようになっていた。

僕は、タケオゲストハウス、またその周辺のゲストハウスに泊まっている日本人と、一緒にプリアヴィヒアへ行く旅人を集めた。

なぜな

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