[travel note #42]行かないと決めたインドに行く
僕は世界一周の旅を始めるとき、一つだけ固い決意で決めたことがあった。
それは、インドには行かないということ。
友達にそう話すと、「インドに行かなくて世界を旅したとは言えない」なんて言われたこともある。
しかし、行きたくないものは仕方ない。
僕は旅に出る前、潔癖症とまではいかないけど、かなり綺麗好きな部類に入る人間で、テーブルの上に直に置かれたお箸を使えない人間だった。
そんな人間だったので、衛生環境の悪いイメージのインドには自分は絶対に行けないと考えていたのだ。
しかし、東南アジアを旅する中で、衛生環境なんて考えてたら旅そのものができないんだってことに気付かされた。
お腹もだいぶ鍛えられたと思う。笑
そして何より、当時、同じ時期に同じ場所を旅していた旅人がこれからインドに行くというので、一緒に行かないかと誘ってくれたのが大きかった。
一人だとやはり行かない決断をしていたと思う。
それが、旅友が一緒となると少し心強かった。
僕は、旅に出る前に固く決意した「インドには行かない」という決心を打ち砕き、インドに行くことにしたのだ。
そしてそれは自分の人生を大きく変えてくれる出来事となった。
ここからインド編を書くことになるが、結論を先に述べると、インドに行って本当に良かったと思っている。また、これ以降何度もインドを訪れるほどインド好きになってしまった。
初志貫徹が大事だとされる一方で朝令暮改も僕は大切だと思っている。
続ける、やり抜くことと、変化に対応することは生きていく上で両方大切であり、その柔軟性が自分を想いもよらないところに辿り着かせてくれる。
インドに行かないと決めていたのを行こうと思わせてくれた。インドに訪れる前から、インドのなんとも言えない魅了はすでに僕に取り憑いていたのだ。
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