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初めてのへぎ蕎麦

初めてへぎ蕎麦を食べた。

「へぎ蕎麦」とは、つなぎに布海苔という海藻を使った蕎麦をヘギといわれる器に盛りつけた切り蕎麦のことで新潟県魚沼地方発祥の郷土料理。へぎは、剥ぎ板で作った四角い器のことで、剥ぐがへぐと訛ったもの。
ツルツルとした喉越しと弾力のある歯応えが魅力で、一口ずつきれいに盛りつけられている。
布海苔はもともと、織物の糸に撚りをかけるために使用されていたもので、この地方の名産。

だそうな。わたしは名前も知らなかった。

今日のお店のはあまり緑でもなかったし、一口ずつでもなく、四角い器にも盛られていなかったので、正式なものとはちょっと違うのかも。
でもなんだかつるっとしていて、思いの外おいしかった。(なんとなく、老人向けではないような気がした)
もっと海苔が多いやつも食べてみたいなあ。

ふつうの石挽き蕎麦もメニューにあって、わたしは蕎麦の味が好きだから、そっちがいいなあ、と思いつつも、へぎ蕎麦食べたことないから食べてみよう。と選んで正解。
あんまり好みじゃなかったとしても、そのことがわかることが楽しいもんね。

最初に小さい羊羹が出てきて、その後抹茶が出てきた。
お蕎麦ってたまにこういう順番で出てくることあるけど、わたしは甘味と抹茶は最後が好きだなあ。
でも、最後にもアイス入りのあんみつが出てきて、あんみつって興味がないからお店で食べたことなかったんだけど、これも意外においしいものだった。
あと、珈琲がすごく好きな味だった!

母に誘われて全く気乗りせずに出かけたお店だったけど、天ぷらはちょっと衣が重くて油っぽくて好みじゃなかったものの、総じて珍しいものが食べられて、ちょっと旅行気分が味わえたお昼だった。


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あいざわともこ
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