明日も笑っていられる選択を。
VUCAという言葉を知っていますか?
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
の頭文字をとってVUCAです。
現代社会は「あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、将来の予測が困難な状態」だそうです。
まさにコロナも重なり、先の見えない不確実性が増していると思います。
今まで当たり前だった終身雇用や、社会保障制度も当たり前ではなくなる時代。
コロナで当たり前に通勤していたことも、学校で授業を受けることも変わっていく。
何を選択していくかで、生き方が変わっていく時代なのだと思います。
この先どう生きていくか、が問われている時期なのだと思います。
この混沌とした生活の中で、ふと思い出した本がありました。
伊坂幸太郎の「終末のフール」という本をご存知ですか?
小惑星が地球に衝突して、「8年後に地球が滅亡する」と発表されてから5年。世界中が大混乱に陥る中で、人々はどう生きるのか?
という内容で、それぞれの生き方が短編で書かれている本です。
中でも「太陽のシール」という章が好きです。
だいぶ前に読んだので内容が少し違かったら申し訳ないです。ご容赦ください。
確か、なかなか子どもができなかった夫婦に、ある日妊娠がわかります。あと3年で地球が滅亡してしまうのに、この子を世に生み出していいのかと主人公は迷います。
主人公は、障害のある子どもをもつ友人にこの事を相談します。どうすればいいかは、友人は答えてくれませんが、友人は、地球が滅亡して、死ぬ事は怖いけど、自分たちが死んだ後の子どもの面倒を誰が見るのかを考える不安より、みんな死んでしまうなら、地球が終わるなら楽になったと話すのです。
この話をどう捉えるかは、読む人によって変わるのだと思うのですが、親になった今は、よくわかります。
主人公の子どもを産む、産まないの選択も。
どの選択をとっても間違いではなく、たくさん考えて考え抜いた答えに間違いはないのだと思います。
もしこのストーリーに続きがあって、もしかしたら小惑星が当たらなくなるかもしれません。
その時も笑っていられる選択をすればいいのだと思います。
まだまだ先の見えないコロナ。
今一度、自分の価値観や選択を考え直して、これから続く明日を笑っていける選択をしていけたらいいと思います。
今日は、娘が早く寝てくれたので、久しぶりに熱くなってしまいました。
おやすみなさい。
ともろん。
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