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『30歳から伸びる人、止まる人』(有川真由美)の刺さった部分
『30歳から伸びる人、止まる人』(有川真由美)を読んで、
心に刺さった部分や、「そういえばこれ無意識にやっているわ」と思うものをまとめました。
・求めてくれる場所を探す
仕事をしている以上、まずは”相手ありき”と考える。なぜなら商機があるから。
自分の求めることよりも、相手の求める方向に対して、「自分には何ができるか?」を考えて動こう。
・30歳から「求められる」人とは
30歳を境に相手や組織が期待することが大きくなるため、ツボをおさえる必要がある。それが「期待」を読み取って仕事するということ。
例えば、会議資料を作るよう頼まれたとしたら、納期や詳しさの程度を聞いたり、その上司が何を重視するタイプの人間かを把握しておくということ。
期待の大きさに過度に不安にならず、見合うだけのスキルを身に付けて期待に応えれば、成果が出てさらに成長する。
・幸運の基本条件は「愛される人柄」
なぜなら、この世は人の感情で動いているから。
愛される力を後天的に身に付けるには、
①人を大切にする
②自分自身も大切にする
③明るく前向きに生きる
の3つを実践しよう。
特に②。自分を抑えて我慢すると、人にやさしくなれないもの。
・乗り越える努力をするうちに、自然と力はついてくる。
仕事をしていると日々課題が降ってくる。楽しいことばかりではなく時には辛いことも。
しかし、自分が思っている以上に自分がやれることは大きく、実力以上の仕事へ挑戦し続けることは自分を一回りも二回りも成長させる。
もし足りないものがあれば、その都度学んだり身に付けたりすればいい。
・「簡単」より「難しい」を選ぼう
なぜなら、ラクな道にはそれなりのゴールしかないから。
難しいほうを選ぶと周りのラクそうな人をうらやんでしまうこともあるが、それが一番成長している時期。
また、損得勘定ではなく、これがやりたい!と攻めの姿勢で働く方が、将来的に伸びる。
ラクの"ツケ"は遅効的。ゆるく長く働きたいと望み実行している人は、時間がたつと後悔し、転職や資格取得を目指したりするケースが多い。
・今のうちに、「安定」より「変化」を選ぶ
会社にぶらさがっても、3年先の未来はない。なぜなら、たいていのものは変化して当たり前だから。社会状況も、会社も、家庭も、人間関係も。
変化と同じくらい「変化しないこと」は恐い。同じ状態が続けばマンネリ化して飽きられるからだ。
人は、新しいものには興味もエネルギーもわくが、慣れていくとエネルギーが減退する。安定を多くの人が望むが、長期的な現状維持は、百害あって一利なしだ。
・貯金よりも「稼ぎ力」をどんどん大きくする
1か月に数万円でも、数時間でも投資した分は、次の年代でかならず回収できる。
収入という直接的なものに加え、ものを見る目、判断力、分析力、人間関係などの”生きる力”になって。
仕事を選ぶためにも、まずは自分が選ばれる人間になろう。
・自分の市場価値はまわりが決める
仕事の価値を決める「他者」の評価と、自己評価とが一致していると、稼ぎやすい。
30歳から伸びる人は「自分がどの程度か」をわかっていて、できる努力を惜しまない。反対に、止まる人は、自分を客観視できておらず仕事力や評価がわかっていない。よって思い込みで働いてしまい、周囲から疎んじられる。
・自分のパーソナリティをわかっておく
なぜなら、自分を知った上で、自分の気持ちに正直に生き、自分の世界を持っている人は、魅力的に見えるから。そのために、自分と対話して自分を知ろう。
「自分はこの程度」とそこそこの手を打つのではなく、「楽しむ」工夫をすることが大事。
自分軸を持ち、まわりに応じてしなやかに変化していこう。
・経験がその後の人生を作る
「快適領域」をどんどん更新していこう。
特に、”一流”と呼ばれるものに触れておくと、領域とともに人間の幅が広がり、次の年代に活きる。
自分の仕事の分野だけでなく、いろいろな分野のすばらしい仕事人の志の高さや、仕事のやり方、考え方に触れると、想像力にくわえ勇気ももらえる。
・失敗は、乗り越えれば力になる
20~30代は失敗が許される時期なのでとことん利用すべき。致命傷でなければ、失敗は「始まり」であり、必ず「学びの機会」なのだ。
失敗から学んで行動すれば、徐々に泰然自若となり、危機察知能力があがり、人の痛みや人からの情けがわかるようになる。
・思い通りにいかないことも、受け入れて進む
なぜなら、変えられるのは自分と未来だけだから。
たとえ信念がゆらぐほどの状況であっても、不満を言って腐るくらいなら、自分に無理やりにでも新しい目標を与え、スケジュールを決めて、落ち込むスキを与えないのも一つの方法。
・仕事にも生活にも、遊びゴコロとユーモアを持つ
なぜなら、全てのことにメリットや効果だけを求めると気持ちが固くなり疲れるから。
いっぱいいいっぱいの状態でのびようとすると、ブチっと切れてしまう。」しかし適度な”遊び”があれば、余裕が生まれ、人に優しくできたり、ミスしても気持ちの切り替えが上手くなったりする。
本来、真面目な人は、なかなか力を抜けない。しかし今の時代は「学ぶ→働く→遊ぶ」ではなく、3つを並行することこそ持久力につながる。
よって遊び心やゆとりを持つよう意識しよう。
・分相応な望みがパワーを生む
秘かな野望を持とう。なぜなら、志の違いは言動の違いとなり、現実や結果を変える力があるから。
「いつかこうなりたいな」と自由に描いた理想は、イメージし続けることで自身を励まし、そのうち現実と化す。
30歳で止まる人は、「この程度」で落ち着こうとする。
自分の限界を自分で決めたり、謙虚さを盾に現状維持を正当化し、本当は持ち合わせている力を試しもせず、挑戦しない自分への言い訳を作ったり。
・自分の頭で考える!……ためには?
情報を「利用する」には、それに振り回されず自分の頭で考えることが大切だ。
そのための5つの問いかけがある。
1.「それって本当?」ーどんな情報もいったん疑ってみる。
2.「そもそも、なんのため?」ー前提確認
3.「別の方向から見てみると?」ー自分の立場だけでなく、いろいろな方向から検証する。
4.「ほかに方法はない?」ー情報を集めてベストなやり方を探る。
5.「どうしてそうなったの?」ー理由を探る。見えていない部分にそれが存在することも。
・段取りは想像力
限られた時間で成果を出すには段取り力=想像力が必須だ。
段取りを考える手順は
1.Why?(なんのためにするのか)
2.What?(具体的な完成イメージは?)
3.How to?(2より、何が必要で、どうすればいい?)
4.スケジューリングと実行(3をもとに)
+
1人ツッコミ
1人ツッコミによって、アクシデントを含めた悪い事態も想定できるため、プロジェクトを詰めきれる。
「少し余裕をもって予定を組む」「スペアを用意しておく」「危険がある部分には、フォロー体制を考えておく」といった危機管理を常にしておこう。
・苦手な人とを”いい人”として扱う
前提として、他人は変えられない。変えられるのは自分だけ。
そのうえで、苦手な人と付き合っていく方法は、
1.”プラス”の目で見るようにするー視点を変えると、苦手な人のいい部分が見つかる
2.どんな状態の時、いい関係になるかを探るー相手が大事にしていることを探り、求めていることを差し出す(例:礼儀を重んじる人には御礼を欠かさない)
3.共通点・共感ポイントをさがす
4.学べる点をさがす
5.なんでもいいから相談するー敵対していたとしても、相談すると、味方のような関係になれる
・相手を立て、尊厳を満たす
相手を立てるとは、相手に敬意をもって光を当てること。そうやって相手を大切にして尊厳を満たせば、相手にとって特別な存在になれる。
そのための方法は、
1.相手の話を、興味を持ってよく聞く
2.相手の名前を呼ぶ
3.リスペクトを示す(褒める、感謝する)ー特に、努力していること/小さな変化/気配りなど目に見えない部分。第三者に伝えるのもgood。
4.存在を認めるー「無視」は最も尊厳を傷つける行為。なにげないことでいいので、声かけをしよう。
5.得意な部分でフォローしあえる関係を作るー双方に光が当たる
・やる気を引き出すリーダーの資質
感謝を伝え、人に任せられるリーダーは、うまくいってる。
逆に、うまくいっていないリーダーは、自分のやり方を押し付けたり、言うとおりにやるよう細かく指示を出す。そのため部下が指示待ちになる。
共に働く仲間に心から感謝し、目標や方向性を示したり責任をとったりしつつ、人に任せる部分は任せよう。
・いいご縁の作り方
人との縁は不確実性に富んでいる。コントロールはおそらくできない。
そして、利己的な欲求ではなく、人とつながることそのものを楽しんでいると、不思議といいご縁にめぐりあえる。
ただしメンテナンスは必要で、折に触れて即連絡すること!
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