マガジンのカバー画像

日記 『覚えていたいこと』

18
ふとした時につづる日記です。忘れてしまうことは選べないから、せめて自分が覚えていたい瞬間を書き残すことには、きっと意味がある。
運営しているクリエイター

記事一覧

【日記】 世界は安定して不安定

この記事にも書いたのだけれど、僕は自称バランス派だ。 けれどバランスを取るというのは、5…

【日記】 小説のいいところ

小説のいいところは、「自分の中で答えが出ていないことも書いていい」ってことじゃないかと思…

14

【日記】 書けなくても座る

今年に入ってからずっと、新しい作品を書く日々だ。 いや、すみません。ちょっと盛りました。 …

21

【日記】 伝えたいことは、これじゃない

誰かと会話している時に、頭の片隅でこう思うことがある。 「伝えたいことは、これじゃない……

11

【日記】 最近の色彩採集

自分が撮った写真を見返していて気づいたのは、僕は物ではなく色に向かってシャッターを切って…

【日記】 もう1年、まだ1年。

小説家として、今日でデビュー1周年。 「もう1年」とも「まだ1年」とも感じる、濃ゆくて、でも…

【日記】 天職じゃなかった

長い期間小説を書いていると、ほぼ毎日のようにサボりたくなる。 天職とは、努力を努力とも思わないくらい好きで、思わずやってしまうこと。 と言われたりするけれど、残念ながら僕にとって小説を書くことは天職ではないらしい。 毎回、褒めて、おだてて、ご褒美をチラつかせて(なんならご褒美の前借りを許して)、執筆の神様はようやく重い腰をあげてくれる。 自分から小説を書くことを望んだくせに、そこまでしないと筆が進まないってどうなんだ……としばしば自己嫌悪になっていた。 でも最近、ふと思

【日記】村上春樹さんと西加奈子さんに挟まれて

何気なくTwitterを見ていたら、思わず「はうっ!」と声が漏れた。 原因は紀伊國屋書店厚別店の…

【日記】 「三刷重版の重み」

先日のこと。 担当編集の池田さんから「三刷!!!!!!」と重版決定の連絡をもらった。 当然…

【日記】 「難しいから選ぶ」

午前中は曇り空。 たまに太陽が顔を出すと、世界が一気に華やいで、心が弾み出す。 こんな時、…

【日記】 「雨と紫陽花」

朝から小雨がぱらつく。 仕事場に向かう途中、紫陽花が雨を受け、本領発揮とばかりに咲き誇っ…

【日記】 「1週間」

日記を書くようになってちょうど1週間になる。 よかったことは、 記憶の網目が少し細かくな…

【日記】 「ベーグルのような文章」

朝、窓を開けると気持ちのいい風が吹いていた。 出掛けたくなり、自転車に乗って家から少し離…

【日記】 「意識と体の主従関係」

昨日の伊丹弾丸ツアーの興奮からか、夜中に目が覚めた。 頭では「まだ寝ていた方がいい」と認識しているのに、体は活動することを求めてくる。 何度か寝ようと試みるが、結局あきらめて、起きることにした。 いざ立ち上がると、お布団への未練は意外とあっさり消え去り、 そんな自分に驚いた。 意識と体の主従関係はとても曖昧だ。 以前は「意識が体をコントロールしている」と思っていたけれど、 わりと逆のことも多い気がする。 深呼吸すれば意識は勝手にリラックスするし、スキップしながらクヨクヨ落