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「五七五と+七七」220824

塞がれることの多かった日

 通勤時 ゴミ収集車で 小渋滞
   ただ 後ろのクルマが 同じ色

 ちょうどゴミ置き場の向かいに路上駐車があり、悪いのはそのクルマなんですが、ともかく道が塞がれて渋滞に。通勤時ですから、皆さん苛々したことでしょう。ところが、ゴミ収集車の後ろのクルマが、ゴミ収集車とほとんど同じライムグリーンで、なんとなくユーモラス。
 もし自分が、最低にしょぼい精霊なら、そういう魔法を会得しようとか朝から、夢想。

 たとえば…… へました部下に雷落とそうと呼びつけたら、顔に大きな絆創膏。「昨夜、妻とちょっと揉めまして……」とか云われたら、「気をつけろ」としか云えないでしょ?
 つまり、その部下がへました夜に、妻にやられたのは妻の内助の功! その妻を怒らせたのは精霊の魔法~

 逃げた鹿 また現れて 立ち止まる
    世界は 動いているらしい

 日中、怠いなあ、何もしたくないなあと思いつつ、夜のことを考えると、一汗かいたほうがいいのはわかりきってるので、里山へ。すると、なんと道に蜘蛛の巣が。朝から、誰も通っていなかった様子。
 これは鹿に会うな、と思ったら、案の定、よく見かける場所で一頭が前を横切り、あっという間に斜面を駆け上がっていきました。
 ところが、その20分後くらい、離れた場所で再びその鹿と遭遇。
 今度は道の真ん中で立ち尽くし、じっとこちらを見るのです。もちろん、近づけば逃げますが、立ち止まっていると、そのまま鹿もじっとしている……。
 先ほどと何が変わったのか? 場所は変わりましたが登場人物は同じ。時間は約二十分経ちましたが、鹿の心理を変えたのは何か?

 ふと頭に違和感を感じて手をやると、なんとわたしの頭に角が生えてるではありませんか! そんなバ鹿な……

ダー句

 昨日まで なかった倒木 道塞ぐ
    何かあったか それが寿命か

 遺伝子にある死のプログラムは、かなり複雑だそうです。1カ所2カ所をいじればいいというものではない。どこまで込み入ってるのか、全貌はまだ不明。全貌が判明すれば万難を排しても、不老長寿をやろうとするでしょう。

 でも、ふと思ったのですが、死のプログラムは遺伝子だけではないかもしれない。大災害もそうですが、小さな事故もあるし、病気の中にも事故のような病気もある。それらがすべて偶然といえるのか……。

 と、そんなことを考えてたら、寿命についてこんな話も聞こえてきました。歳をとると、時間の経つのがどんどん早くなるじゃないですか。

 もう一週間経った、もう季節が変わった、もう年の暮れ、みたいな。

 そこに注目すると、たとえ寿命が200歳になろうとも、感覚的には一年長生きした、という程度じゃないかと云うのです。
 1000歳くらいになると、1年が10分間くらいの感じになるかしれない。外の景色なんか見ようとしたら、昼と夜が点滅して眺められたものじゃないでしょう~

 それを考えると、今を精一杯生きるのがベスト! という、
 やっぱりそれが真理ですね。

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