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"静かなる集中"「集中できない」を「集中できる」に変える6つの方法
前回の記事では、"集中ができない7つの理由"をお伝えしました。今回は、実際に集中する方法をいくつかご紹介していきます。
静かなる集中
本来の集中とは、リラックスをした状態の"静かなる集中"のことで、「よし、集中するぞ!」と気合を入れなくても、スっと集中状態に入っていけます。 "静かなる集中"ができるようになると、思考能力が冴えて、これまで思いつかなかったようなアイデアも湧きでるようになるのです。
1.エモーションコントロール
エモーションコントロールは、言葉の通り感情(情動)のコントロールのことです。とくに軍隊などでの教育で行われています。
少しハードな話かもしれませんが、軍人は、たとえ目の前で仲間が殺されても、動揺して能力を低下させてはいけません。
何が起ころうと軍人は、ミッションのために高いレベルで行動し続けるのです。それは、"感情を捨てる"という意味ではなく、"感情によって能力を低下させないように上手く感情をコントロールする"ということです。
「軍人ほどの状況にはならないよ」と思うかもしれませんが、そのくらいのレベルのエモーションコントロールが必要な場面はありうるはずです。
前頭前野を意識する
エモーションコントロールは、具体的にどうするのかというと、技術的な部分は実際に私のコーチングを受けていただくしかありませんが、ポイントは「脳の前頭前野が優位な状態を続ける」ということになります。
前頭前野が優位な時は、感情や情動で脳が支配されるようなことはありません。これは、集中している時は、まわりで何が起きても気にならないという状態と同じで、それを、訓練によって常に維持できるようにするわけです。
2.ルーティンの見直し
定期的に思考や日常動作の見直しをすることで、集中力を向上させることができます。どう見直すのかという指標は、"ルーティンを現状よりも良いものに変化させる"と考えると良いでしょう。ポイントは、"なりたい自分"を先にイメージすることです。
3.スケジュール、環境の管理
思考、日常動作の見直しができてきたら、それ以外のスケジュールなども見直していきます。例えば、食事の内容、住居や職場などの環境、人間関係の精査などがこれに該当します。
4.カフェインを減らす
カフェインを摂取すると「元気になる」と言う人もいますが、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症などを誘発して集中ができなくなることもあります。よくカフェインを摂取している人は量に注意するか、摂取することを一度やめてみるのもひとつの方法です。また、カフェイン以外にも似たような作用を起こす化学物質も存在しますので、作用などをよく理解して口に入れるようにすることが重要です。
5.睡眠
ルーティンの見直しと共におこなってほしいのは睡眠についてです。睡眠不足は、ストレスや気分、集中力に大きく関連しています。睡眠についての正しい理解は、集中力の改善につながることを覚えておきましょう。
6.心身の安息
心と身体に痛みや、良くないというイメージがあると、リラックスをして"静かなる集中"をすることが困難となります。セルフケアも重要ですが、一人では限界もあるため、心身に対して的確にアプローチができる専門家を訪ねるのも良いと思います。
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