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銀座を舞って、バラになって。


「銀座へおでかけプロジェクト」とは

こんにちは!東京おでかけプロジェクトです。

病児や障害児を育てる母親向けに、「自分を大切にする時間を持ってほしい」という想いからはじめた「銀座へおでかけプロジェクト~ママが”わたし”に戻る週末」。

第4回目のイベントを2023年12月10日、銀座にあるROSEGALLERY資生堂パーラーをお借りして開催しました。今回はそのレポートをお届けします。


「“○○ちゃんママ”ではなく、1人の女性として楽しんでほしい」

この日の唯一のルールは

「ママさん」「お母さん」「〇〇ちゃんママ」と呼び合わないこと。

お名前で呼び合うこと。

とにかく自分にわがままに、自分本位に時間を過ごしてほしい。

イベントはノンアルコールカクテルの乾杯、ROSE GALLERYを運営する(株)ジャパン・フラワー・コーポレーションのアートディレクター武田さんのWelcome Talkからはじまりました。

バラを使ったスペシャルドリンクもクリスマスの装いに
ローズスプレーで魔法がかかったあとは、乾杯でスタート

プロのメイクとカメラマンの力で魔法にかかっていく参加者たち

世界中から選び抜かれた高級なバラの香りに包まれながら、プロのメイクアップアーティストやカメラマンの手によって表情まで変わっていく参加者の皆さん。

会場では「かわいい」「綺麗」の歓声が飛び交い、ポージングを確認したり、この日のために洋服をコーディネートしてもらった!など、忙しい店内。

「こんな髪型やってみたかったんです!似合うかな?」

そんな声が聞こえてきました。

ROSE GALLERY GINZAでのメイクと撮影を終え、小田原で生産された市場には出ない規格外の、でも香り高いバラのお土産を受け取ると参加者たちは、足早に次の会場へ。

新しい出逢いと交流を楽しむ

移動した先は資生堂パーラー銀座本店。

東京おでかけプロジェクトでは「参加者のみなさんに負担や罪悪感なく、安心しておでかけしてほしい」という想いから、参加者がイベントに参加する間、自宅で待っている子ども達の遊び相手をしてくれる学生サポーターの派遣や、子どもの託児や「慣れないヒールで走ったら、靴擦れしちゃったからタクシーに乗っちゃった!」といった方のために、希望される方には上限3,000円ですが費用を支給しています。

なので、「パパに頼らずヘルパーさんにお願いしたい」、「この日は気になっていた家事代行サービスを試してみて、晩御飯をお願いしちゃおうかな」、「遠方から新幹線に乗るからお言葉に甘えちゃおう!」など、銀座へ出てくるための負担は少しでも軽減してほしいと思っています。

そして「この魔法が解けそうになった時に読み返せるように、3ヵ月後の自分に向けて手紙を書いてほしい。」

そんな想いから、参加者にはご自愛レターを書いていただいたのですが、交流会では皆さんから色んな想いが溢れ出てきました。

「じつは、子どもが入院していた病院が銀座の近くだったんです。退院前に少しだけ街に出て『銀座にくることは、もう当分の間はないだろうな』そう思って銀座の空気を楽しみました。

でも、こうやってだれかが背中を押してくれて、思ったよりはやいタイミングでこれました。はじめての場所、はじめての方々との出会いに緊張していましたが、本当に素敵な時間を過ごすことができました。」

「病院や福祉施設ではないところで、同じように医療的ケア児を育てている方と出会えたのが初めてだったので、華やかな場所で出会うと医療的ケア児のママだって普通のいたって普通の女性なんだよなと改めて思いました。

銀座の歩行者天国のど真ん中であんなに笑顔で写真撮影できたのは自信と嬉しさを感じていたから。自分が喜ぶことをひと月に一回でも予定を取り入れてリフレッシュをしていきたいと思いました。」

そんな自信と美しさにあふれる皆さんの姿をみて、スタッフからも参加者も思わず笑顔がこぼれました。

「花を愛でること」「自分を愛すること」

病気や障害がある子どもからは、こんなに世界はやさしさで溢れているんだと気づかせてもらうことがたくさんあって、幸せ。

いつも参加してくださる皆さん、そんなふうにそれぞれのストーリーをシェアしてくださいます。

イベント後ある参加者の方はすてきなメッセージもいただきました。

参加する前は『私が娘を見なきゃ』と外出もままならなかったけれど、イベントから帰ってくると娘も笑顔で、私と離れてる時間も娘は大丈夫と思えました。これまで娘にかかりっきりでしたが、良い意味で放っておくことで成長することもあるのかな、と思えました。」

「自分を大切にする」って、とっても大切で、とっても難しい。

お子さんのことはもちろん、忙しい毎日の中に少しでも「花を愛でる」「ご自愛する」、そんな自分のための時間やときめきを持ってもらえるきっかけに今回のイベントがなったなら、嬉しく思います。

人ってたぶん、何かがんばるには「リセットする時間」「ご褒美の時間」が必要です。

明日からまた家族とめいっぱい向き合うために。

「お花を買ってみようかな」と街の彩りに気づく余裕を持つために。

これからも、東京おでかけプロジェクトでは、「未来を変える、ひとときを」目指してイベントを続けていきます。

■イベントの様子をおさめた動画はこちら


さいごに

今後も継続的に活動を運営するため、東京おでかけプロジェクトでは、年間を通して寄付を募集しております。

活動には会場利用料や、医師/看護師/ヘルパーと いった専門的なケアにあたってくれるスタッフ、 物品などの費用が必要です。

ご寄付いただける方は、いずれかの方法でぜひお願い致します。

◆振込み口座
三井住友銀行 中野支店 普通4994025

◆クレジットカード決済・グッズ購入による寄付

◆「WeWard」アプリで歩いて寄付する
※紹介コード「YUM+-iygPQ」をぜひご利用ください


Special Thanks

銀座へおでかけプロジェクト SUPPOTERS

撮影:吉澤 健太
ヘアメイク:山本麻未
会場:ROSE GALLERY GINZA 松村吉章、武田桃子、大槻佐和子、伊藤店長
   資生堂パーラーの皆さま

ご寄付・ご協力いただいた皆様

■法人サポーター
WeWard

■個人サポーター
染谷 拓郎 / 江原 修司 / 城島 直純

■マンスリーサポータ―
永島 崇子

■特別協力
関Family

■助成
令和5年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

(順不同・敬称略)


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