ときわ台・中板橋で後ろ髪を引かれて
欲しかった本がときわ台の本屋イトマイに入荷していると知り、昨日急いで行ってきた。
自宅から小竹向原の住宅街を通り抜け、歩いて行くことに。環七を超えてコモディイイダの辺りを歩いていると、「茶」の文字が目に飛び込んできた。正体はネットで引っかからなかった町のお茶屋さん・一茶。メインはたばこだからだろうか。たばこ目当てのリピーターが多いよう。
入店してみたら、奥の棚に日本茶がびっしり。静かに興奮してしまう。茶器も揃っている。で、罠であるせんべい類も陳列。日本茶のラインナップが充実していて、玉露の茎茶が二種類もあった。よく見ると芽茶も発見、即購入。静岡県牧之原産のもので、かなりリーズナブルだ。当たりの予感大。
見るからに芽茶で感動。今まで買った中で、一番芽茶してるかも。味は、超スッキリした苦味。とにかく手軽に入れやすいのがポイント。いまだにあの萌え断が脳裏に焼き付くほど割れせんべいに後ろ髪を引かれながら、今回は芽茶だけにした。次は割れせんべいと一緒に別のお茶を買いたい。
そのまま北上し、ときわ台駅方面へ。川越街道を渡る直前に赤い店構えに惹かれる。貼り紙に木曜日ラーメン300円などいろいろ。店内は、餃子の皮の仕込みだろうか作業中だった。魅力的過ぎる町中華な外観。真正面から撮りたかったが、後ろ髪に引かれた感を出すためにあえて際どい角度から。宿題な店がまたひとつ増えた。店名は楓林飯店。
で、ずっと行きたかったけどタイミング悪く今回初訪問となった本屋イトマイへ。階段を上がると、期待以上にこだわりの空間が広がっていた。カフェスペースは、平日の午後だというのに席が結構埋まっている。あー早く来ておけばよかったなあ。本の品揃えも最高だが、カフェメニューがどれもいい意味でヤバいから。
お目当てはこの本。以前こちらのnoteでも訪れたことを書いた蔵前のH.A.Bookstore発行。あの時買えばよかったのに、実店舗は閉店。オンラインで買おうとしたところ売り切れ。諦めていたら、本屋イトマイのSNSに入荷しているという投稿があり、急いで買いに行ったのだ。
本屋イトマイでもレジ横の焼き菓子に後ろ髪を引かれたが、また今度ね。中板橋駅エリアに向かう途中の向屋敷公園で休憩。景色を楽しみながら、先ほど買った本を読む。こういう状況だと公園の存在が貴重。小さい公園だけど、目の間に広がる風景が好みなので全く問題なし。
中板橋駅では、Yamaki COFFEEへ。タイ北部のアカ族が栽培するコーヒーを自家焙煎して販売しているのだ。コーヒー好き、エスニック料理好きにはたらまない要素がたくさん。
浅煎りと中煎りがあり、今回は中煎りを購入。パッケージも心がこもっていて、かわいらしい雑貨を買った気分。入れてくれた紙袋もいい感じ。
軽いコクと苦味がバランスよく楽しめるタイプ。焼き菓子でもおかず系トーストでもいける。浅煎りも買ってみたい。食事メニューやスイーツも充実していて、居心地が良さそう。他に持ち帰れるのがあるかどうか聞くべきだった?またしても後ろ髪を引かれる。
最後は、ネットで検索して行きたかったお店・小宮園。こちらもたばこ店を併設している。私は全くたばこを吸わないので知識が皆無なのだが、そんな門外漢でも感じるほどたばこの品ぞろえがすごかった。で、奥に行ったら日本茶も負けずに煎茶を中心に多種多様に勢ぞろい。その光景の圧巻なこと!
日本茶は静岡県牧之原にある工場からの直送だそう。軽妙且つ詳細な商品説明を受け、お店のスタッフおすすめのおくみどりを購入。茶葉自体も美味しいという。ちなみにこのパッケージは初めて見るタイプで、一種類を除きほとんどこのパッケージだった。
商品名にふさわしく、瑞々しい深緑。入れるとさらに青々とし、葉物野菜のよう。葉だけでも確かに旨かった。苦味がほんのり、まろやかな旨味が全面に感じられる、飲みやすくこだわりも伝わってくる一杯。茶器や他の煎茶も気になり、ここでも後ろ髪を引かれる。次は何を買おうか?
江古田方面へ歩きながら、途中の公園で読書休憩しようと思ったら、また気になる店が。最近私鉄沿線で増えているアジア食品店が中板橋駅エリアもあるのね。店員さん同士のおしゃべりと思われる声が奥から聞こえてきたり。入りたかったけど、時間がないので後ろ髪を引かれる構図で。店名のZUU&HEINはオーナー名かしら?
いいタイミングで公園を発見。子どもたちが賑やかに遊ぶ三葉児童遊園だ。賑やかとは言っても三密ほどではないので、いちいちクレームされないといいなあと。学童擁護員のおじさんたちが離れて見守っていたから大丈夫だろう。そして、ここでも開放感のある読書を楽しむ。HAB本、最高!切り口や構成も申し分ないが、とにかく文章がまともで清々しい!!
よそ者の練馬区民でも後ろ髪を引かれるほど、楽しい板橋区だった。