【社員紹介】夢を叶えて「東京ばな奈」の新作クッキー開発！商品企画担当の若手社員に迫る（後編）
お菓子の生産に関わった社内の人間に話を聞き、「東京ばな奈ワールド」のお菓子を知っていく社員紹介シリーズ
～教えて！東京ばな奈の社員さん～
今回の内容は、新商品「東京ばな奈のチョコバナナクッキー」（以下「チョコばな奈クッキー」）の開発を担当した、菓子企画開発部後輩社員Nさんのインタビュー記事の後編です！
【前編はこちら】
ーー「チョコばな奈クッキー」についてのお話はたくさん聞くことができたので、次は企画開発部門の業務内容についてもお伺いしたいです。他にも担当しているブランドがあるとおっしゃっていましたが、これまでどんなお菓子に関わってこられたんですか？
企画開発の部署着任時に、OJTとして業務を教えていただいた先輩がいて、はじめはその方の担当ブランドをサポートするような形で「ベリールビーカット（以下VRC）」、「キャプテンスイーツバーガー（以下CSB）」の会議に参加したり、試作を手伝ったりしていきました。
はじめて自分が担当したのはVRCで販売していた「キャラメルージュ（現在は販売終了）」というキャラメル菓子で、生産ラインの落とし込みを自分が主導して取り組みました。
ーーあとCSBは、現在は主担当のような立ち位置で関わってらっしゃいますよね
はい。そのCSBは元々「マイキャプテンチーズTOKYO」というチーズスイーツの専門ブランドだったんです。ただ、自分がサポートとして関わっていくうち、ブランドにいくつか課題があることが分かったので、お菓子の良さは活かしつつリブランドしませんか？と提案し、その後リブランディングしたCSBでメインの担当をそのまま任せていただくことになりました。若手でもモノゴトを良くしようと果敢に取り組んでいく姿勢は大切だと思いますし、その姿勢や意見を受け入れてサポートしてくださるチームメンバーがいます。なので歴に関係なく声を上げて積極的に取り組んでいます。
ーー前向きでいいですね！そもそものお話を教えていただきたいんですが、お菓子の開発ってどんな流れで出来上がっていくことが多いんですか？
実例がある方がわかりやすいと思うので、一番最近開発に関わったCSBの「ピスタソフトバーガー（※夏季限定のため現在はおやすみ中）」を例にしてご説明します。
先ほどお話したように、CSBはリブランディングが決まって、チーズスイーツ専門店から、グルメなスイーツバーガーを商品のコンセプトとしブランドを展開していくことになりました。しかし、リブランド直後の商品ラインナップはハンバーガーのように分厚いサクサクのクッキーサンドが主で、老若男女問わず食べられるかと問われると固くて食べられない方がいらっしゃってもおかしくない状況だったんです。
自分は「美味しいものを皆様に食べて頂きたい」という気持ちを開発者として常に持っているので、美味しいグルメなスイーツバーガーを皆様に食べて頂くために、誰もが食べやすい柔らかいソフトクッキーでサンドしたグルメなスイーツバーガー「ピスタソフトバーガー」を開発しました！
このように商品案が出て、お菓子の形が出来てくると、パッケージ形態を提案してくれる包材チーム、パッケージデザインを行うデザイナーチームとのやりとりや、お菓子の生産に関わる品質保証部門や生産本部との連携など多くの部署との協力が発生してきます。
ーーお菓子が生まれてくると一気に関わる人が増えますね。開発担当の方は皆さん、お菓子と向き合う時間も多いけど、関わる人の数も多い、そんな印象があります
他部署はもちろんですが、生産現場とのやりとりも大切なので、良い商品をお届けするために生産工場の一人一人としっかりコミュニケーションをとり、同じ意思をもって完成まで向かっていけるよう努めています。あとは、発売が近づくにつれて発信部門に近い広報や店頭DPの作成チームとのやりとりも増えてきますね。
また、うちの会社（以下グレープストーン）はブランドごとに店舗を持っていることが多いので、企画した商品が店頭で並んだ時にどう見えるかも気にしています。春夏なら爽やかな色合いがいいかな、なら味はこういう味かな？とか。お菓子が美味しいのはもちろん大切ですが、開発時にはお客様を魅了する見た目かどうかも気にしています。
ーー部署の在席期間はまだ2年と短いと思いますが、お話を聞いていくと幅広いブランドでたくさんの商品に関わって、色んな経験をされてますよね！その中で、特に思い入れのある商品はありますか？
全部です！これまでの全てが自分にとって大きな学びがあり、良い経験になっていますし、この経験すべてが次のお菓子の開発に繋がっているので！今までのお菓子のうち、何かを開発していなかったとしたら、今はありません！
ーーめっちゃポジティブだ！（笑）企画は担当する業務が多いし、その幅も広いから大変なこともたくさんだと思うんですが… それでも頑張れるのは素晴らしい才能です。もともとお菓子の開発に興味はあったんですか？
お菓子の企画開発をしたい、という気持ちは幼い頃から持っていました。そのためにどんな大学に行って、どんな勉強をして経験を重ねていこうか…と計画していましたし、就職活動もお菓子の会社を中心に受けていました。
ただ、「お菓子の会社」に絞って視野が狭くなってしまうのは良くないと考えたので、他ジャンルの食品企業も「貴重な勉強の機会だ」と考えて幅広く受けてました。
ーー偉すぎる！！持っていた夢の実現のために、お菓子の会社を受けていたとのことですが、その中でグレープストーンを選んだ理由は？
まず、グレープストーンのことを知ったのはインターンシップのタイミングでした。インターン内で参加者たちが商品企画をする時間があったんですが、その時の出来事が自分の中で印象深く残っていたんです。自分たちインターン生が出した提案に対して、今の上司が「卵は再加熱すると硬くなるんだ」というようなとても具体的なアドバイスをくださったんですよ。
ーーめっちゃ真剣な答えだ！そんな実務的なフィードバックくれる人、たしかにインターンの講評の場でなかなかいなかったなぁ（笑）
いないですよね！（笑）さらっと印象の良いことを言って受け流すこともできたはずなのに、今の上司は流さなかったんですよ。だから、グレープストーン以外にもいくつも受けていたんですが、その時言われた言葉がとても心に残っていて、とても真摯にお菓子作りに向き合っているという印象を受けました。そして、この会社なら自分の夢も受け入れてくれると思いグレープストーンに入りました。
ーーその印象は間違ってないですよね。実際、知識も経験もたくさん持ってらっしゃいますし、その上司の方がお菓子づくりに向き合っている姿を見てもそう思います。
それから、私はお菓子は「何かに囚われず、美味しく自由」なのが一番の魅力だと考えていて、そのような魅力を持つお菓子を作りたいと昔から思っていました。最近は健康志向がメインにあり、ただ愚直に美味しさにこだわった自由な発想の商品が減っている中、グレープストーンは何よりも美味しさを優先し、こだわって開発に取り組んでいますよね。自分がやりたかった「美味しくて自由なお菓子作り」を企業として体現しているので、そのような環境だったのは良かったなと感じています。
ーー開発部門は様々な人とのやり取りやお菓子の試作など、たくさんの業務に気を遣わなければいけないポジションですが、Nさんは毎日の仕事の息抜きなど心掛けていることはありますか
休日は休日で趣味を楽しんでいますが、平日の息抜きはジムですね。重いものを持ち上げていると頭で何かを考えている余裕もないので、強制的に息抜きできるんですよ（笑）。どうしても開発部門って頭で考えることも多くて、仕事が終わった後でもそのまま色々考えられてしまうんですけど、それでは脳がリラックスした状態ではないので、なかなか良い発想には繋がらないです。なので、良い発想のためにジムに行くことで敢えて考えることを止めて、脳をリラックス状態にしてあげているんです。
終わった後の達成感やバイタリティーの鍛錬にもいいですし。会社から少し離れたところに都内でも有数の設備の豊富なジムがあるので、そこに仕事終わりに行くのを楽しみにしています！色んなウェイト器具があるのは壮観ですよ！！
ーーパワフルですね！！さすがに、毎日は行ってないですよね…？
週4~5日ぐらいしか行けてないです...。修行みたいなもんです！（キラキラとした目で）
ーー修行…！そのタフさと前向きさで、これからも美味しいお菓子を作り続けてくださいね！では最後に、この記事を読む方に伝えたいことがあればお話ください。
ここまで自分のことを色々お話しましたが、内容はちゃんと読んでくれていなくてもいいです(笑) 自分の過去や、お菓子ができるまでの苦労はどうでもよくて… ただ、私はお菓子を皆様が食べて少しでも笑顔になってくださればとの思いでお菓子を作っているので、お菓子食べてみんなで笑いましょう！
お菓子は日常に無くてはならないものではありませんが、食べた方がポジティブな感情になれる、心の満足を作れるようなものだと私は思っています。
グレープストーンのお菓子でなくてもいいのですし、お菓子に限らなくても良いです。美味しいものを食べてみんなで笑顔になりましょう！
そしてもし、皆様を笑顔にできるお菓子の中に「チョコばな奈クッキー」があるのであればとっても喜びます！
いつも大きな声で挨拶しながら出社する、とっても元気なNさん。こちらも圧倒されるほどの熱量でお菓子の企画開発の仕事や取り組む気持ちを、たくさんお話ししてくれました～！お時間ありがとうございました！
その分今回の記事では、みなさんにじっくり読んで楽しんでいただけるような大ボリュームの内容をお届け出来たのではないでしょうか…！（編集に少し時間も掛かりましたが。笑）
もちろん企業によって仕事の進め方は変わってくると思いますが、「食品の商品開発をしたい！」という夢を持つ方は、今回の記事を将来をイメージする参考の1つにしてみてくださいね！
次の社員紹介もお楽しみに！
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