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バラッド3と海のYeah‼︎〜サザンの話〜

サザンオールスターズを知っているだろうか。

1978年にメジャーデビュー、今年で結成43年。
ほぼ半世紀にわたりヒットを飛ばし続けるアーティストは非常に稀有な存在だろう。


〜サザンにハマる小学生〜

私が生まれた頃にはデビューシングル「勝手にシンドバッド」から10年以上近く経っていた。
「愛の言霊〜」や「涙のキッス」などのシングルミリオン作や、最大ヒットの「TSUNAMI」がリリースされたのもこの頃だ。


世代的にはサザンがどハマりするタイミングより一回り二回り下なのだが、父親の影響を存分に受けサザンにハマる。車で父親が流してたアーティストを幼少期に聞きまくってそのまま好きになる人は結構いるのではないだろうか?


小学生の私は上記のパターンで、サザン、宇多田ヒカル、平井堅、長渕剛に詳しくなる。一方でモーニング娘やジャニーズとかはよく分からないまま成長していった。

余談だがよく見ていたテレビは水戸黄門、大相撲、お江戸でござるだった。
見た目は子供、嗜好はおじいちゃんor中年男性という、あまり人気の出ない小学生探偵のようなスタイルを地で行っていた。


〜バラッド3 the album of love〜

話が若干逸れたが、そんなこんなで幼少期からサザンオールスターズのベストアルバム「バラッド3〜the album of love」をめちゃくちゃに聞いていた。 

2枚組合計28曲の大ボリュームで、サザンを代表する名曲達「真夏の果実」「希望の轍」「涙のキッス」「LOVE AFFAIR〜」「TSUNAMI」etc.
がこれでもかと収録されている。

アルバム名の通りサザンを代表するバラード曲が大半で、アップテンポでお祭り騒ぎなサザンの印象とはかなり雰囲気が違うのも特徴だ。

ちなみにバラッド3とある通り、1.2もあり、こちらは更に玄人好みの内容となる。
(1はいとしのエリー、私はピアノ、2は海、旅姿六人衆を収録) 

バラッド3はサザンのアルバム売上ランキング2位につけている、名実ともに名盤なのだ。
そしてそんなバラッド3を上回る1位のアルバムこそが、「海のYeah‼︎」である。


〜海のYeah‼︎〜

海のYeah‼︎の発売はバラッド3発売の2年前、1998年だ。サザンデビュー20周年を記念したものでもあり、バラッドシリーズを除けば事実上初のベストアルバムだった為、相当の人気が出たであろうことは想像に難くない。

海のYeah‼︎は2枚組全30曲の収録で、カテゴリーを問わず人気曲が集められまくってる。
列挙すると、勝手にシンドバッドに始まりいとしのエリー C調言葉 栞のテーマ いなせなロコモーション…と5曲目までだけでもアルバムが作れそうな勢いだ。名曲の玉手箱や。

中学生までは情報収集の術もあまりなく、友人にも熱烈なサザンファンはいた記憶はない。
(高校大学で奇跡的に1人ずつ発見、テンション爆上げた。)
情報不足のためか、バラッド3 からオリジナルアルバムを順々に入り、最終海のyeah‼︎に行き着くという謎のコースを辿ってしまった。
海のyeahに辿り着いた時の「なんだこのヤバいアルバムは!!」感は凄まじいものだった。


〜どちらがオススメか?〜

当然ながらどちらもオススメである。
が、やはりサザンの名曲が揃いまくってる名盤としては海のyeah‼︎に軍配が上がるだろう。

バラッド3の曲ももちろん名曲揃いだ。海のyeah‼︎よりもじっくり聴けて歌い上げたくなる曲が多いので、個人的にはバラッド3の方が好きだ。

2018年には近年の人気曲を追加した
「海のOh,Yeah‼︎」も発売されているのでそちらも是非。間違いはまずありません。


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