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世界を探して本屋へ

読書の秋ということで、最近はゲームよりも本を読むことに時間を費やしている。社会人になってから本を読む時間が減ってしまっていたが、案外1日に1,2時間程度読み進めていけば、1冊を3日で読み終わってしまう。休日なら1日に2冊くらい余裕だ。

まずはブックオフへ

読書の楽しさを思い出した私は、昔のように一つ読み終わるとすぐに次の本を手に取るようになった。
とはいえ、最近は図書館に行く時間もあまり無かったので、本のストックがすぐになくなってしまう。
そんな時は家から歩いてすぐの場所にある、ブックオフへ行き次の本を探す。ついでに漫画も探したりして、とにかく創作の世界に浸る。

ぶらぶらと本を探していると、子どもの頃図書館で借りて読んでいたお気に入りの本を見つけた。
子どもの頃は色々なことが禁止されていた家庭だったので(テレビ、ゲーム、音楽など)、暇な時間をつぶすために同じ本を何度も繰り返し読むことも多かった。
そんな子ども時代の救いだった本を見つけて、買わずにはいられなかった。今すぐ読むわけではないが、カゴに入れる。
子どもの頃は自分で手に入れることの出来なかったものを、大人になってやっと自分のものにすることが出来た。

次は大型書店へ

ブックオフでは見つからない本もいくつかあるので、そんな時は隣駅にある大型書店まで出向く。基本的にここまで来れば見つからない本はほとんどない。
漫画コーナーへの寄り道は必須なので、立ち寄る。
そこにはお気に入りの作者のサイン色紙が飾られていて、少し嬉しくなる。
ブックオフでは状態のいい本を安く購入できたり、漫画の試し読みができるが、書店には書店の良さがある。
そんなことを考えながら、お目当ての小説と、他にも面白そうな小説がないかぶらぶらとしてからレジへ向かう。

電子で購入している漫画なのに
紙でも欲しくなってしまう

あてもなく本屋をぶらぶらとしている時間が好きだ。そこには無数の世界が広がっていて、実際に自分が潜り込めるのは一部の世界のみだ。どこに行こうか選んでいる時間そのものが、すでにフィクションの世界に入り込んでいる気分になる。

平穏は就寝前に

読書はストレスレベルを軽減する効果もあるらしい。(具体的には68%軽減すると研究でわかったらしい)
確かに、物語に没頭している時間は日々の自分の悩みについてあれこれと考える暇はなく、ただ本の中の世界を楽しむことができるので悩む時間が減った気がする。
毎日就寝前に部屋の電気を消して、ベッドサイドにある小さなランプを灯して本を読んでいる。
小さな灯りの中の、小さな本の中に広がる、大きな世界に私は毎晩魅了されている。

ブックオフも大型書店もすぐに行けてしまうため、しばらく私は本の世界への冒険をやめられないだろう。

Written by HINA